昨年にデビュー30周年を迎え、今年の4月まで全国ツアーを敢行するなど、精力的な活動を続ける人気バンド・ウルフルズ。同バンドのボーカルであり俳優としても活躍するトータス松本(57)の長男・アタル(22)が、ロックバンド『ハシリコミーズ』で2020年にCDデビューしていたことが、NEWSポストセブンの取材でわかった。ウルフルズ・ハシリコミーズの事務所ともに、その事実を認めている。
NHK『矢沢塾』に“期待の若手”として出演
ウルフルズは1992年にデビュー。1995年に『ガッツだぜ!!』で大ヒットを記録し一躍名を上げると、1996年発売のアルバム『バンザイ』はミリオンセラーを記録。ソウルやファンクをベースにした骨太なサウンドと、ボーカル・トータス松本の飾らないストレートな歌唱で、一気に国民的バンドとなった。
「女優の安藤サクラ(37)さんやお笑い芸人の千鳥・大悟さん(43)など、芸能人にも熱狂的なファンが多い。今年9月には『ヤギと大悟』(テレビ東京系)にサプライズでゲスト出演し、大悟さんは目を真っ赤にしながら松本さんの歌う『笑えれば』を聞いていました。
松本さんはNHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010)、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019)や、連続テレビ小説『おちょやん』(2020)に出演するなど、近年は俳優としても活躍しており、飾らない性格と関西弁で親しまれています」(テレビ局関係者)
そんな松本の息子であるアタルが、2020年にCDデビューしていたことは、業界では密かに話題になっていた。音楽事務所関係者が語る。
「ロン毛のパーマが印象的なアタル君は『ハシリコミーズ』でギター&ボーカルを担当して、父の松本さんと同じように作詞・作曲も手がけています。パンク・ロック調の曲が多いですが、そのストレートな曲調は父親譲り。何より顔が似ていて(笑)、アタルさんが松本さんの息子であることは、ファンの間では“公然の秘密”となっています。
小学校からの同級生の女性と、2歳年上の女性とのスリーピースバンドという変わった構成ですが、ライブパフォーマンスには華があり、業界では『久々に現われた本格実力派』として注目を集めています」