古代より神体山として山岳信仰の対象である富士山。様々にその表情を変える中で、写真家たちが感動の瞬間の訪れを辛抱強く待ち続け、ついに捉えた神々しい勇姿を特別掲載。撮影者たちのコメントとともに紹介しよう。
Hiro Goto氏 2020年1月撮影
「深夜から大雪の降る中、河口浅間神社から朝日が出るのを一晩中震えながら待ちました。雪の冷たさと朝陽の暖かさの対比を捉えることができた時、すべての苦労が報われました」
※河口浅間神社の富士山遥拝所は現在、許可なく撮影をすることが禁じられています。
脇田智博氏 2022年1月22日撮影
「テーマは『街を見守っている富士山』。新しい絶景を切り取るために日々、地図やグーグルマップを駆使して、まだ誰も見たことのない迫力ある富士山を探し続けています」
冨塚晴夫氏 2016年1月9日山梨と静岡県境近くにて撮影
「太陽が山頂に出る瞬間を待つのは大変でしたが、いい思い出です。これより少し後になると、眩しすぎて写真にはゴーストが出てしまうため、場所選びは慎重に行ないました」