羽生結弦(29才)の元妻への対応を巡っては、彼のイメージとは対照的な振る舞いに疑問の声が上がっている。自身が沈黙を貫こうとする中、漏れ伝わる元妻サイドの主張に羽生が繰り出したのは、辛辣な言葉の数々──。
《いつまでも応援していただけるように、見たいと思っていただけるように、関係するすべての方々に信じ続けていただけるように、魂の限りを、スケートに込め続けます!》
新年に日付が変わってすぐ、羽生結弦は自身のインスタグラムにそう綴った。2022年7月のプロ転向後も、変わらぬスケートへの情熱を燃やし続ける羽生。新年の抱負として、ファンへの感謝と意気込みなどポジティブな言葉が並んだのも、いつも通りだ。だが、その1つ前の投稿との“温度差”には戸惑いを覚えざるを得ない。
《10代の頃からずっと、嘘や妄想や、出会ったことすらない関係者さんの話で記事が出ますが…面白いですね》
強烈な言葉が並ぶ手書きメッセージの写真をアップしたのだ。《面白いですね》の部分が大きく強調されていたのは、彼なりの皮肉なのだろうか。また、怒りにまかせて書き損じたのか、グシャグシャに丸められた“ボツ原稿” が写真の端に写り込んでいた。
羽生がその写真を投稿したのは、2023年12月26日。ほぼ同じタイミングで自身のXにも《酷い“妄想”とか、“想像”や“嘘だけ”で記事になっててびっくりします すごいですね 訴訟して勝ってもなにも良いことないのでしませんが》と記した。
「まゆちゃんを守ってくれよ」
同日、2つのメディアが羽生の離婚に関する“続報”を報じた。『週刊文春 電子版』は、羽生の元妻でバイオリニストの末延麻裕子さん(36才)の“後見人”による告発記事を掲載。記事によると、羽生が離婚を発表した直後の11月17日深夜、後見人だという経営者の安田正氏(82才)の会社に末延さんと母親が訪ねてきたという。母親は10kgも体重が落ち、末延さんからは、ベールに包まれていた結婚生活を聞かされた。
安田氏は羽生の離婚コメントについて、「あれは、羽生側が勝手に出したもの。羽生は有名人だから、向こうの言い分ばかりが報じられる。『相手を守った』って、それは全部、嘘ですよ」と真っ向から反論。結婚生活についても、羽生の母と姉からの「外出禁止」や「バイオリニストとしてのキャリアを諦め、一般人で通せ」という指示があったと暴露し、羽生のことを「人間としてあまりに未成熟」と断罪していた。
一方、『デイリー新潮』は末延さん本人に接触し、羽生との結婚発表以降、行方が定かでなかった彼女の近況を写真付きで報じた。末延さんは、言葉少なながら「いまは前向きに頑張ろう、頑張ろうという気持ちで進んでいるので……」などと答えたという。
離婚発表から1か月以上が経ち、羽生はテレビ出演はもちろん、自身のYouTubeチャンネルの更新などを行っている。しかし、結婚生活にも、離婚についても一切触れていない。だが、多くの人が謎と違和感を抱えたままの離婚劇は、報道を経て第二幕へと入った。羽生は、そうした報道への怒りをぶちまけたのだ。
羽生は昨年8月4日に結婚を発表。しかし、それからわずか105日後の11月17日に離婚を発表した。
《様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています》