「危険が伴う任務を遂行する中で失われた多くの職員の尊い命に思いを致すとともに、都民・国民の生命、身体、財産を守るため、長年にわたって職務を遂行してきた皆さんのたゆみない努力に敬意を表します」
1月15日、東京・霞が関にある警視庁本部で創立150年の記念式典が行われ、天皇皇后両陛下が出席された。冒頭の言葉は、式典中に天皇陛下が述べられたもの。小島裕史警視総監は、4万人を超える職員を代表し「一致団結して総合力を発揮し、首都東京の治安維持のため、まい進することを誓います」と決意表明の挨拶をした。
同日に両陛下は能登半島地震の被災地に派遣された救助隊員とも面会され、「お体にお気をつけください」などと述べられたという。
1月12日には、大きな被害のあった石川、富山、新潟の3県に、両陛下が宮内庁を通じて見舞金を贈られたことが報じられた。被害の状況に心を痛められながらも、“現地の対応に支障を起こしてはいけない”とお考えになり、ご訪問の時期を検討されているという。前述の挨拶の冒頭ではまず、被災地へのお見舞いのお言葉を述べられた陛下。そこには、復興を願う両陛下のお気持ちが強く表れていた。
能登半島地震 お見舞いのお言葉
天皇陛下は式典でのご挨拶の冒頭、次のお言葉を述べられた。
「挨拶に先立ち、この度、令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に哀悼の意を表し、御遺族と被災された方々に心からお見舞いをお伝えいたします。今なお安否が不明の方や避難を余儀なくされている方も多く、救援と復旧の作業が速やかに進むことを心から願っています。また、厳しい天候と寒さの中、災害対応に力を尽くしている関係者の皆さんの努力を深く多といたします」
※女性セブン2024年2月1日号