虫垂炎や腹膜炎も経験した中居正広(2023年7月)

虫垂炎や腹膜炎も乗り越えた中居正広(2023年7月)

「浜田さんが心配している」

 しかし、裁判は決着まで数年かかるとされ、その間、松本は活動休止を余儀なくされる。打撃を受けるのは松本本人だけではない。「テレビ業界では“バラエティー部門が再編されるほどの痛手”という声すら聞こえます」と話すのは、あるベテラン放送作家だ。

 現在のお笑い界は、間違いなく松本を中心に動いている。それは大御所たちも認めるところで、前出の上沼は「2~3年活躍するのも難しい世界で、30年も王様でトップを走ってきた」と松本を評し、太田も「玉座に座っていた王様」と表現した。だがお笑い界に君臨する「王」を襲った異変により、業界の構造は大きく変化する可能性もある。

「昨年、オリエンタルラジオの中田敦彦さん(41才)が、松本さんがお笑い賞レースの審査員を独占している状況に言及し、“松本一強”を批判したことがありました。当時は後輩芸人らがその発言に反発しましたが、本音の部分では、中田さんに賛同する芸人もいるようです。松本さん不在で重しの取れたお笑い界がこれからどうなるか、まさに一寸先は闇です」(前出・ベテラン放送作家)

 王が姿を消したいま、松本を頂点としたお笑い界のピラミッドは崩れ去ろうとしている。

「松本さんの活動休止がいつまで続くのかは見通すことができません。コンビとして長年、松本さんと苦楽を共にした浜田(雅功)さんも松本さんを心配しつつ、その決意には理解を示しているようです。そんな中、やはり注目すべきは中居さんの動向です。

 これまでも親友の危機に寄り添い、やるべきことをやってきたのが彼です。それだけに、いまの中居さんの沈黙が重苦しい。この問題の難しさを痛感させます」(前出・テレビ局関係者)

 年明け早々、大波乱の幕開けとなった今年の芸能界。中居が沈黙を破る日は来るのだろうか。

※女性セブン2024年2月1日号

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