「アルガマニさんと思われる女性が室内で水のようなものを飲んでいる映像が拡散され、彼女がハマスの人質になっていることが判明しました。今回、アルガマニさんが生きて証言する映像が出てきたわけですが、いつ撮影された映像か不明なため、依然安否が気遣われる状況です」(前出・国際ジャーナリスト)
解放された人質の証言
監禁生活で、人質たちは大変なストレスに晒されているようだ。どのような苦悩を味わったのか、解放された人質が口を開き始めている。
「昨年11月下旬に解放された女性、シャロン・アロニー・クニオさんが、アメリカの『AP通信』のインタビューに答えています。監禁生活では決まって食事が与えられるわけではなく、クニオさんは体重が11キロ減り、一緒に囚われた家族たち全員が劣悪な環境のなか、嘔吐や下痢に悩まされたといいます。
また、トイレに行きたいときはドアをノックして開けてもらうルールだったものの、何時間も待たされて、部屋の流しやゴミ箱で用を足さざるをえないこともあったそうです。彼女と子どもたちが解放された後も夫はまだ囚われの身で、一家は今も苦しみの中にいます」