2月1日のキャンプインを目前に控えるなか、未だ契約更改を終えていないロッテ・佐々木朗希(22)。高坂俊介球団社長は1月22日、契約更改の時期を報道陣に問われて「個々の選手の件は差し控えさせていただきます」と明言しなかった。オフに突如、ポスティングでのメジャー移籍の希望を表明したことの影響があるのかにも注目が集まっている。
「ロッテは過去4年間、佐々木を育成する『5カ年計画』に基づき、慎重に起用してきた。にもかかわらず、昨年も左わき腹の肉離れをはじめ、ケガと発熱で三度も離脱しています。4年で一度も規定投球回に達しておらず、肉体改造も遅れ気味と見ています」(スポーツ紙担当記者)
突然のメジャー志望は、昨年3月のWBCでドジャースの大谷翔平(29)、山本由伸(25)らと共闘したこともきっかけと見られている。スポーツ紙デスクは「佐々木の志望球団もドジャースが有力視されている」と語る。
「オフのポスティング志望は唐突でしたが、ドジャースの山本とも関係の深い人物が、佐々木の背中を押しているのではないかと言われています。その人物は大手広告代理店関係者とも、代理人事務所のスタッフとも言われ、佐々木とメジャーとのパイプをつなげているとも言われている。
一方、メジャー球団は移籍時に綿密な身体検査を行なうので、佐々木がクリアできるのかにも不安は残る。とくにドジャースでは、2015年にマリナーズからFAになった岩隈久志の契約が、フィジカルチェックの結果白紙になった前例もありました」