高野洸が、ソロデビュー5周年を記念した新曲『ex-Doll』(発売中、エイベックス)をリリース。アーティストとして自身が表現したい音楽性を追求してきた彼が、デビュー5周年を迎えたいまの思いとは──!? (全3回の第1回)
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──1月にツアーを終えたばかりですが、心境はいかがですか?
ツアーはすごく楽しかったです。追加公演以外はライブハウスでやらせていただいたので一体感がすごかったんです。あと、声出しが解禁されてからは初のライブだったので、お客さんの声が聞けたこともすごくうれしかったですね。
──コロナ禍では、声出しが制限されていましたからね。
そうですね。あと、今回のツアーでは初めての生バンドの演奏だったので、感動も大きくて、音楽って素敵なものだなと改めて思いました。
──生バンドの演奏だと、やはり違いますか?
楽しかったです! ダンスナンバーも多いので、最初はバンド演奏だと難しい面もあるのかなと思っていたんですけど、バンドメンバーの皆さんが素敵な解釈でアレンジしてくださったので。本番当日にちょっと違うアレンジになっていることもあったりして、それも楽しくて、とてもぜいたくな時間でした。
──そして、1月末にはソロデビュー5周年を迎えられましたが、ご自身ではどのように受け止めていますか?
まだ5年なのか……という感覚がします。デビュー当時のことを振り返ると、もっと前の出来事のような感覚がするくらい濃密な5年だったので。役者の活動もやりながら、音楽活動にもどんどん深く関わることができて、クリエイティブに参加できるいまの環境がすごくうれしいし、有難いなと思っています。みなさんの応援のおかげで5周年を迎えられたと思っているので、すごく感謝しています。
──もともとはDream5というグループで音楽活動をされていましたが、改めて、ソロで音楽活動を続けてきて良かったなと思う瞬間はありますか?
ライブをやっているときに思います。楽曲もそろってきて、その曲をライブでやることでお客さんが喜んでくださるのがうれしいです。
──ここまでの活動を振り返って、ご自身で変化を感じる部分は……?
デビュー当時はいろいろなジャンルの曲をやっていたんですけど、最近は自分のアーティスト色を固めるような感じになってきたと思います。選曲するときにも、自分の好みを主張して、統一感を持たせたいな……という気持ちが強くなってきました。好きな曲は人それぞれだと思うんですけど、好みが違うからこそ、ぼくの好みのジャンルはこれだというものを主張して突き進むことが大事なんじゃないかな……と思うようになりましたね。