施政表明演説があった翌日の夜、自民党の新谷正義副幹事長(48)の姿は東京・六本木の高級カラオケ店にあった。女性たちが呼ばれたこの“コンパ”、まるで昨今話題の大物芸人のようではないか。
「カンパーイ」──1月31日、21時過ぎ、カラオケの個室で総勢10人近くの男女が酒を酌み交わす。新谷氏の側には若い女性が座っている。
新谷氏は医師出身で、病院長を経て、2012年に初当選。茂木派に所属し、菅内閣では総務副大臣を務めた。パーティー券問題に伴う安倍派の一掃を受け、1月26日には厚生労働委員長に就任したばかりだ。
私生活では3児の父でもある。地元広島のラジオに出演した際には、家にいる時は育児を手伝うと語り、「家族の笑顔を見ると、疲れが吹っ飛びます」とイクメンぶりをアピールしていた。
この日の会場は芸能人御用達のカラオケ店。主催者は、新谷氏の長年の友人だという。自身も飲み会に誘われたという参加女性の知人が語る。
「パーティーを開くので、若くて可愛い子を集めてくれと言われました。会費は男性陣持ちで、女性の参加費はほとんどタダ。男性は経営者などのハイクラスばかりで、マジシャンも参加すると聞かされていました。新谷議員はメインゲスト扱いで、『副幹事長の出世頭なので仲良くして繋がっておいたほうがいい』などと主催者が女性にSNS経由で連絡していた」
一連の松本人志の報道では、後輩芸人たちが“アテンダー”として女性たちを紹介していたことが話題を呼んだ。そのことを新谷氏が知ってか知らずか、飲み会の構図は“松本式”と言っていい。