「人気と票」を持つ小池氏が国政復帰すれば、「自民党としては敵に回すわけにはいかない。党内には“渡り鳥”で何をしでかすかわからない小池氏の復党に対して警戒感を抱いている人も多いが、劇薬の小池氏を復党させて顔にせざるを得ないくらい追い込まれている」(同前)。そこまで読んでの復党シナリオだ。
「復党後、『自民党をぶっ壊す』と9月の総裁選に出馬すれば、総選挙で落選の危機に怯える自民党議員たちが支持に回る可能性はある」(同前)
そうなれば、沈みつつある岸田政権を尻目に、小池氏が「自民党の救世主」として他の女性首相候補を押しのけて総理の道を進むかもしれない。
※週刊ポスト2024年2月23日号