学習院大学の卒業を控え、日本赤十字社(以下、日赤)の嘱託職員として勤務することが内定している愛子さま。2月1日には同社を訪問されるなど、着々と準備を進められている。これほどまでにかかわりが深い「皇室と赤十字」は、いったいどんな軌跡を辿ってきたのか。
皇室と日赤のかかわりは古く、明治時代まで遡る。日赤の前身・博愛社が1877年に設立されると、皇室は財政面を支えるために金1000円を寄付。日赤へと社名が変更されてからも、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)の寄付金をもとに基金が創設されるなどサポートは続いた。
そうして、次第に皇室の方々が日赤の名誉総裁、名誉副総裁を担われるように。平成以降は美智子さま、雅子さまが名誉総裁に就任された。その慈しみの精神は、次代を担う愛子さまへと受け継がれていくはずだ。
※女性セブン2024年2月29日・3月7日号