若かりし頃のオードリー・春日とTAIGAのプライベートショット(TAIGA提供)

若かりし頃のオードリー・春日とTAIGAのプライベートショット(TAIGA提供)

「若林はもともとネガティヴ思考なので、武道館であんなにチケットが売れてもドームは埋まらないとか、これだけ売れても仕事がいずれなくなるんじゃないかとか、常に気にするタイプ。一生、自信満々にはなることはないと思います。今回のドームに関しても不安だっただろうし、でもそれが本当に若林らしいなと。

 頑張らないと、来年は仕事がなくなるかもしれないというプレッシャーを感じているからこそ、より面白いことを生み出そうと努力できるんだと思う。あぐらをかいているような奴はあそこまで行けませんよ」

 一方で、春日についてはこう語る。

「春日はいつもああいうやつなんで。たぶん売れていなくてもあのままだった。強いていえば結婚して子どもが生まれたことによって、ちょっとは変わったかなと思いますけど、武道館やドームでライブをやったからといって変わるようなやつじゃないですよ」

オードリーの原点

 55年間続く『オールナイトニッポン』の歴史のなかでも、パーソナリティとして三本指に入る担当期間の長さを誇るオードリー。そこにはテレビとはまた違った、特別な思いがあるようだ。TAIGAが続ける。

「今回のドームでのライブも、最終的に後押ししてくれたのは『オールナイトニッポン』のスタッフさんたちなんじゃないですかね。ふたりとも相当な信頼を置いているはずです。

 若林にとってラジオは、本音で話せて、ふだん我慢しているようなことや、仮面をかぶってコメントしていることなんかを吐き出せる場所ではあるんじゃないかな。ラジオに関しては好きでやっているのが伝わる。

 そんな毎週エピソードが湧いてくるわけでもないから、プレッシャーもあると思うんですけど、それでも面白いものにしようと頑張っている。ふたりの原点だし、常に人生のどこかにラジオがあるんじゃないかな」

 東京ドームライブを目前に、心からふたりを讃えた“師匠”。去り際に照れくさそうな表情を浮かべこう残した。

「俺たちのショーパブドリーム、叶えてくれてありがとう!」

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