毎年、数百倍、数千倍の倍率をくぐり抜けて憧れの職業にたどり着いた女性アナたち。アイドル的な魅力から親近感のあるアナに人気が移り始めたのが、2010年~2016年に入社した水卜麻美(日本テレビ)たちの世代だ。女性アナ評論家の丸山大次郎氏は言う。
「視聴者の関心がアナウンサーとしての実力や親しみやすさに向き始めました。水卜をはじめ大下容子や有働由美子といったベテランの人気もさらに高まりました。水卜は将来アナウンス部長になる可能性もあるでしょう」
NHKでは三雲孝江の娘である星麻琴が今春から『ニュースウオッチ9』のキャスターに就任する。
「和久田麻由子の第2子妊娠に伴ってエース不在の状況が生まれたこともあり、星にとってはチャンスになるしょう。岡山放送局時代のレポートでは愛嬌があり、個性派としての片鱗を感じました」
フジテレビでは永島優美、テレビ東京では田中瞳が順風満帆なキャリアを歩んでいる。
(文中敬称略)
写真/ロケットパンチ
※週刊ポスト2024年3月8・15日号