芸能

大河ドラマ『光る君へ』、乗馬シーンのために俳優陣が10か月間のスパルタレッスン 吉高由里子も猛特訓

吉高由里子

吉高由里子も猛特訓

 柄本佑(37才)が平安装束に身を包み、馬上で毬に狙いを定めているその姿は、まるであの有名ブランドのポロシャツの胸元の刺しゅうのようだった──。柄本は現在、吉高由里子(35才)が主演を務める大河ドラマ『光る君へ』で藤原道長を好演中だ。

「いま、柄本さん含む、『光る君へ』に出演中の4人の俳優が、かなりの注目を集めているんです。藤原公任役の町田啓太さん(33才)、藤原行成役の渡辺大知さん(33才)、藤原斉信役のお笑い芸人・はんにゃの金田哲さん(38才)です。彼らは“平安のF4”としてそのイケメンぶりが話題で、毎回大河の放送後はSNSがザワつく。ドラマ内で、恋愛や出世についてわちゃわちゃとざっくばらんに交わす“男子トーク”が魅力的だという声が多い」(テレビ局関係者)

 2月18日放送の第7話ではF4がポロによく似た「打毬」なるスポーツで活躍するはずが、行成が欠席。代役として町辻で風刺劇を披露する散楽の一員で毎熊克哉(36才)演じる直秀に白羽の矢が立った。

「馬に乗りながら長い毬杖を操って毬を打つなんて至難の業のはずですが、全員がそれをあまりにも優雅にこなし、さらにカメラワークもスポーツ中継のようで見入ってしまった。ルックスと育ちのよさ、ほどよい野心、書や和歌の才能だけでなく、運動神経も優れていたことがわかる圧巻のシーンでした」(前出・テレビ局関係者)

 視聴者を魅了したこのシーン、実はCGなどではないという。その裏側には長期にわたる入念な準備があった。

「撮影は昨年8月でしたが、その前に10か月間もの猛特訓がありました」と明かすのは、多くの映像作品で馬術指導を担当する山梨・小淵沢の乗馬クラブ「ラングラーランチ」の田中光法氏。

「打毬は、片手で手綱を持ち、片手で杖を振らなくてはなりません。相当な練習量が必要です」(田中さん・以下同)

 多忙な俳優陣が練習時間を割けなければ、スタントマンの起用も考えなければならなかったが、全員がスケジュールをやりくりし、汗と泥まみれになりながらスパルタレッスンに臨んだという。

「10か月間、毎週のように訪れて一日中練習したり、平日も半日空いたからと練習に来たりと、みなさん一生懸命でした。馬上ではバランスを取るのに全身を使うので、翌日はひどい筋肉痛に。それを乗り越えだんだんと馬を操れるようになり、最終的には“馬に乗るのが楽しい”と口にするようになりました」

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【約4割がフジ社内ハラスメント経験】〈なぜこんな人が偉くなるのか〉とアンケート回答 加害者への“甘い処分”が招いた「相談窓口の機能不全」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【被害女性Aさんが胸中告白】フジテレビ第三者委の調査結果にコメント「ほっとしたというのが正直な気持ち」「初めて知った事実も多い」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
《中居正広氏の女性トラブル騒動》第三者委員会が報告書に克明に記したフジテレビの“置き去り体質” 10年前にも同様事例「ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出…」
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン