ドジャースの大谷翔平(29)がSNSで「日本人女性」との結婚を電撃発表。お相手については翌日の囲み取材で「いたって普通の人。普通の日本人の人」とコメントし、お相手の詳細は明かさなかった。Number Webのインタビューでは妻の作る料理について「僕はカレーがやっぱり美味しかったですね」 と語ったほか「年下です。2個下かな」とだけ明かしているが、それ以上は多くを語っていない。ネットでは様々な情報が流れている中で、今後も詳細は明かされないのか、あるいはオープンになるのかが注目されている。
思い出されるのは2008年3月、キャンプ地で「一般女性」との結婚を発表した松井秀喜(当時33歳、ヤンキース)の前例だ。大谷の結婚はドジャースのデーブ・ロバーツ監督をはじめ、クラブハウスの誰も知らなかったというが、松井も大谷と同様、デレク・ジーターなどの同僚も知らなかった“電撃発表”だった。
「松井は“25歳の元会社員の一般女性”と説明し、写真を公開せずに似顔絵を2枚公表しました。松井とお兄さんがそれぞれ描いたもので、“まるで警察の手配似顔絵みたいだ”と話題になりました」(スポーツ紙編集委員)
松井の妻は現在に至るまで、表舞台に姿を見せないどころか、名前や経歴も明らかにされていない。2人の子供が生まれたこと、ニューヨークで生活していることは公表しているが、名前や顔写真も非公開だ。
「奥さんは大手スポーツメーカーの元社長秘書ですが、当時は社員ですら結婚することを知らなかった。結婚式も家族だけでアメリカの教会で行ない、これも非公表でした。あまりに姿が見えないために“結婚していないんじゃないか”という話まで飛び出した。それぐらい情報統制されていた」(スポーツジャーナリスト)
現在も詳細は明らかになっていないが、前出・スポーツ紙編集委員によれば、松井の妻は結婚当時から親しい記者たちの前には何度も登場していたという。
「正体を知りつつ報道しなかったのは、松井と番記者の信頼関係です。奥さんの出身地や名前もわかっているが、松井はプライベートを守りたいという方針。番記者が松井の嫌がることをやらなかったし、専属通訳が元スポーツ報知の記者だったため、目を光らせていたこともあった。取材の対応などのポイントがわかっていたので、お互いに信頼関係が構築されていたんです。記者としても松井に嫌われたくないというのも大きかったし、アメリカということで写真週刊誌とかのターゲットにならなかった」
松井秀喜のケースではいまだに妻はベールに包まれたまま。記者会見で報道陣に対し、「みなさんがうるさいから」と言ってのけた大谷だが、今後情報が明らかになってきたら報道されるのだろうか。
「大谷に嫌われたくない番記者は100%従うでしょうが、通訳の水原一平さんが松井の通訳のようにどこまで記者ににらみをきかせることができるか。ただ、松井の結婚した頃に比べてネットが発達していますからね。注目度でも松井の時よりも大谷のほうがはるかに上で、世界的なスターなのでパパラッチのターゲットになる可能性は高い。ネットの口に蓋ができない時代ですからね。時間の問題かもしれません」
果たして大谷は、自身の希望通りに野球に集中することができるのだろうか。