日本中に衝撃を与えた大谷翔平(29才)の電撃婚から約1週間。Instagramでの発表翌日には囲み取材に応じたものの、結婚を公表したことについて「みなさんがうるさいから」「しなかったからしなかったでうるさい」と話し、お相手についても「いたって普通の人。普通の日本人」「初めて会ったのが3、4年前」と素っ気ない受け答えに終止した。
「大谷が高校3年生の時に書いた“人生設計ノート”に『26才で結婚』と記していたのは有名ですが、彼には高卒でプロ入りして以来、これといった“浮いた話”はなかった。噂レベルでは、キー局の女性アナ、運動部出身のタレント、現役アスリート、有名女優、アメリカのスポーツキャスターなどの名前があがり、その中には“お揃いのアクセサリー”“大谷が挙げたタイプにピッタリ”など、信憑性が高そうなものもありましたが、確証をつかまれたことは一度もありませんでした。
今後の生活について1つのモデルとなるのは松井秀喜のケースでしょう。松井は2008年に結婚した際、お相手の素性を明かさず、自分で書いた似顔絵を披露して質問をシャットアウトし、それ以降も今に至るまで、奥さんの名前や顔などは一切明らかになっていません。プライバシーの問題、セキュリティーの観点など、大谷が隠したがる理由は色々と考えられますが、これまでの言動から推測すると、“野球に関係ないから”という1点に集約されるのではないでしょうか」(スポーツ担当記者)
あらゆる行動が報じられ、人気は絶大の大谷だが、ロングインタビューに応じることは稀で、テレビ出演などもってのほか。全てに応じていてはキリがなく、メディア対応は最低限にしたいというのが本音なのだろう。ただ、そんな大谷の希望が叶うかどうかは疑問の余地がある。
「松井の場合、日本はともかく全米の注目を集めるほどの存在ではなく、さらに当時はネットやSNSも今ほど発達していなかったので、プライバシーを守ることができました。しかし大谷は顔と名前が全米に知れ渡っており、スマホでパシャリと撮られれば、情報はすぐに広がってしまう。また、向こうのパパラッチは日本よりはるかにしつこいですし、エンゼルスより人気が高いドジャースに移籍したのも、プライバシーを守るという点では不利です。
そもそもアメリカでは、家族の存在を隠すという発想はありません。いくら大谷が超セレブだとはいえ、誰の目にも触れずに生活していくことは不可能です。とりあえず大谷はプライバシーを守る方を選びましたが、隠し続けることが負担となって、それが野球に影響を及ぼすことは本人も妻も望まないはず。ずっと隠すのは非現実的で、結局は周囲の求めに従って少しずつ情報を小出しにするしかなくなるでしょう」(同上)