世界中を驚かせたドジャース・大谷翔平選手の電撃結婚。コラムニストで放送作家の山田美保子さんも、衝撃を受けたという。山田さんが、まさかの結婚について綴ります。
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タクシーの中で思わず「エーッ!!」と大声が出てしまいました
その瞬間、全国の女性の声の大きさを計測したなら、「世界一大きい音」として記録されたかもしれません。悲鳴に近い声をワイドショーやニュースの街頭インタビューで、どれほど聞いたことでしょうか。それも老いも若きも……で、私のように権利も資格もない(!)年配女性でさえ、大きな声をあげていましたからね。
なかには涙ぐみながら「おめでとうございます」と声を絞り出す20代と思しき女性もいらっしゃいました。大谷翔平選手の大ファンならば当然のリアクションだと思います。
今回、特筆すべきは全世代の女性たちに喪失感があり、「ちょっと気持ちの整理をさせてもらえますか?」「お祝いしなければならないのはわかっています。でも、少しだけ泣いてもいいですか?」という域に達したことなのです。
「大谷選手が結婚しました」と最初に教えてくれたのは、メ〜テレのニュース情報番組『ドデスカ!+(プラス)』のエンタメ担当・Sディレクターでした。
常に有名人のインスタグラムをチェックしている彼は、ネットニュースよりも先にその事実を知り、私に電話してきてくれたのです。
タクシーの中でしたが、「エーッ!!」と大声が出てしまいました。けげんそうな顔でバックミラーを覗き込むドライバーさんにはもちろん情報を共有しましたが、それほど大きな驚きはなかったように思いました。
でも、街頭インタビューを受けた日本全国の女性たちは違いました。ひとしきり驚いた後、多くのかたが口にしたのは「誰と?」でした。
ワイドショーのコメンテーターの中には「詮索するな」「大谷選手は嫌がっているじゃないか」と意見するかたも少なくないのですが、それは無理というものです。
大谷選手の好感度というのは、そんじょそこらの(!)イケメン芸能人より遥かに上を行っています。ワイドショーで大谷選手の言動や持ち物、愛読書などを取り上げると、視聴率の毎分グラフがグィ〜ンと上昇します。最近では愛犬のデコピン。さらにトレーニング中に持参する巨大水筒にも“数字”があります。