「お父さんにそっくり」「ママに似ている」という会話が大好き
その学校の卒業生には、NHK大河ドラマ『光る君へ』の好演でますますファンを増やしている柄本佑サン(37才)や弟の柄本時生サン(34才、ご両親は柄本明サン・75才、角替和枝さん・享年64)、渡辺裕太サン(34才、ご両親は渡辺徹さん・享年61、榊原郁恵サン・64才)、舞台『千と千尋の神隠し』のクワトロキャストのひとりとなった福地桃子サン(26才、ご両親は哀川翔サン・62才、青地公美さん・64才)ら、そうそうたる二世たちが顔を揃えます。
昨年7月期の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)で、堺雅人サン(50才)演じる乃木憂助の18才時を演じた櫻井海音サン(22才)も同じ学校ですよね。Mr.Childrenの桜井和寿サン(54才)と元ギリギリガールズの吉野美佳さん(52才)の長男です。
もともとKaito名義でバンドのドラマーとして活動していた海音サンが本名に改名してからは俳優として引っ張りだこという状態。『VIVANT』後、『アオハライド』(WOWOW)で主演、10月期には『泥濘の食卓』(テレビ朝日系)で父の不倫相手に恋心を抱くという難しい役を好演しました。
ちなみに、2022年10月期のドラマ『差出人は、誰ですか?』(TBS系)で前述の三浦りょう太サンと共演していますが、お二人は同じフットサルチームの所属だそうです。海音サンはサッカー日本代表FWの久保建英選手(22才)とも幼少期からのお仲間。シン・二世周辺の“有名人渋滞”はホントにすさまじいものがありますね。
この文脈でいうと、もともと歌舞伎役者さんが多いわが母校・青山学院にも著名人のパパ&ママたちが大勢いらして、そのご子息たちが芸能界入りしています。中山秀征サン(56才)と元宝塚歌劇団星組の白城あやかさん(56才)の長男で俳優の中山翔貴サン(24才)は大学まで続けていた野球の腕を生かして日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)に出演して話題に。お父さまのヒデさんと同じワタナベエンターテインメントに所属し、バラエティー出演も頻繁にされています。
歌舞伎役者さんの二世、三世は多すぎるので今回は割愛させていただきますが、降谷建志サン(45才)とMEGUMIさん(42才)の長男・降谷凪サン(15才)や本木雅弘サン(58才)と内田也哉子さん(48才)の長男・UTAさん(26才)のように、おじいさま&おばあさまの功績が浮かぶ七光りならぬ二十八光組も……。
最新では、今年開催の「第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に谷原章介サン(51才)の長男・谷原七音サン(20才)がエントリーしたことが話題を呼んでいます。七音サンに影響を及ぼしているであろう“光”の数は、もはや数え切れません。
ここまで二世タレントや二世俳優が増えている理由として、「お父さまにそっくり」「ママに似ている」という会話が大好きで、血縁を重んじる日本人(特にオバサン)ならではの特徴が挙げられます。私も大好き……。
シン・二世の皆さんの今後の活躍をお祈り申し上げます!
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!+』(メ〜テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2024年3月28日号