芸能

《大谷夫妻も鑑賞デート》話題のドラマ『忍びの家』で改めて振り返る「外国の忍者作品に生じていた違和感」の“正体”

スタントなしのアクションも『忍びの家』で披露した俳優の賀来賢人(時事通信フォト)

説得力あるアクションも『忍びの家』で披露した俳優の賀来賢人(時事通信フォト)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップする連載。今回は、話題のNetflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』について。

 * * *
 MLB公式のマイケル・クレア記者が、「これはミッション・インポッシブル級のスパイ技術だ」と言ったというほど衝撃が走ったドジャースの大谷翔平選手の結婚。さらに1枚の写真で新妻のアイデンティティまで見事に表現してしまった衝撃のインスタグラムと、大谷選手の話題は尽きない。その彼が結婚発表直後「Number Web」のインタビューで、日本にいた奥さんと同じタイミングで同じドラマを見ていたというオンラインデートについて語っていた。大谷選手の隠し通す技術が世界中を驚かせた時、奇しくも彼の口から名前があがったもののひとつがNetflixで配信中の話題のドラマ『忍びの家 House of Ninjas』だ。

 大谷効果で『忍びの家』がXでトレンド入りし、インスタライブでその喜びを配信したのは俳優の賀来賢人さんだ。ケンタッキー・フライド・チキンや花王の洗濯洗剤に、最近公開された、亀田の柿の種のCMのコミカルな演技が印象的な彼は、二枚目なのに三枚目とか、二枚目なのにちょっと残念という役が印象的な俳優だ。『忍びの家』ではシリアスからコメディまで幅広く演じてきた彼の魅力が存分に発揮されている。それもそのはず、賀来さん自らNetflixに持ち込んだ企画がこのドラマだ。

 もちろん主演は賀来さんで、原案者と共同エグゼクティブプロデューサーにも名を連ね、数年がかりで構想を練り映像化にこぎつけたという完全オリジナルの意欲作だ。2月15日に配信されるや「今日のシリーズトップ10」において世界16か国で1位を獲得、世界92の国と地域でトップ10入りを果たし、配信2週目にはNetflix配信グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得するという快挙を成し遂げている。

『忍びの家』というタイトル通り、このドラマは世界中で人気のある忍者もの。だからといってよくある忍者ものとは一味違い、現代に生きる伝説の忍びの一家がテーマのホームドラマでもある。しかしアクションがすごい。3月10日に賀来さんの公式Xで公開されたアクションメイキングの映像は、スピードとキレのあるアクションが怒涛のごとく迫ってくる。賀来賢人はアクション俳優になったのか、と思うほどその動きに圧倒される。

関連記事

トピックス

ファンから心配の声が相次ぐジャスティン・ビーバー(dpa/時事通信フォト)
《ハイ状態では…?》ジャスティン・ビーバー(31)が投稿した家を燃やすアニメ動画で騒然、激変ビジュアルや相次ぐ“奇行”に心配する声続出
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
第三者委員会からハラスメント被害が蔓延していたと指摘されたフジテレビ(右・時事通信フォト)
《フジテレビの“あしき習慣”》古くからあった“女子アナ接待”の実態、仕切りは人気ドラマのプロデューサー スポーツ選手との関係構築のため“利用”するケースも
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
新田恵利(左)と渡辺美奈代があの頃の思い出を振り返る
新田恵利×渡辺美奈代「おニャン子クラブ40周年」記念対談 新田「文化祭と体育祭を混ぜたような感覚でひたすら楽しかった」、渡辺「ツアーも修学旅行みたいなノリ」
週刊ポスト
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト