3月21日に行なわれた韓国でのドジャース対パドレスの開幕第2戦は、ドジャース先発の山本由伸(25)が1回5失点で降板。2番・DHで先発出場した大谷翔平(29)は1安打1打点でチームの猛追に貢献するも、逆転は難しかった。大谷の通訳・水原一平氏(39)が違法賭博に関わったとの疑いを持たれ解雇されたことの影響はわからないが、ドジャースは11-15で敗北を喫した。今回の騒動が大谷本人にどれだけの影響を及ぼすか、懸念される状況が続く。
米メディアは、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が賭博業者に送金されたと報じているが、水原氏が途中で説明を変えたともされており、不透明な部分が残っている。スポーツ紙記者が言う。
「米スポーツ専門局ESPNは、開幕戦前日の3月19日と開幕戦当日の同20日に水原氏に取材しています。19日の水原氏は、自らの賭けでできた負債を大谷の送金で精算してもらったと説明していたのが、翌20日には大谷の広報担当者がそれを否定し、水原氏も撤回。大谷の代理人が『大規模な窃盗』の被害に遭ったと告発する展開になった。
送金先とされたのは南カリフォルニアの違法なブックメーカーで、運営する“胴元”がマシュー・ボイヤー氏なる人物だといいます。当局がボイヤー氏について捜査するなかで、大谷からの送金の情報が出てきたという。ただ、水原氏は20日には大谷が賭博や負債について知らなかったというふうに説明を変えている状況です」
大谷の代理人は、「(窃盗の件について)当局の手に委ねることにした」とのコメントも出しており、当局の捜査の結果を待つことにもなりそうだ。