ドジャース・大谷翔平(29)の通訳を務めてきた水原一平氏(39)が違法なスポーツ賭博に関与した疑いがあるとして、3月21日(日本時間)に球団を解雇された騒動が世間を揺るがしている。3月26日(日本時間)には騒動が起きてから初めて、ドジャースの大谷が自ら会見を開き、声明を発表した──。
騒動について米メディアでは、水原氏が賭博で450万ドル(約6億7500万円)もの負債を抱えるようになり、大谷の口座から賭博業者への送金が確認されたと報じられている。大谷の代理人は水原氏を身辺調査した上で、大谷の資金が「大規模な窃盗」に遭ったとして水原氏を告発したという。3月20日夜の開幕戦の直後に発覚した今回の問題について、スポーツ紙記者はこう話す。
「現地の捜査機関が南カリフォルニアのブックメーカーが運営する組織の調査をしていたところ、大谷選手の口座からの送金があるとわかったといいます。アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNは開幕戦に前後して水原氏に取材したうえで詳報していますが、3月19日の取材で水原氏から大谷選手が借金を補填したという説明があったものの、それが翌日には撤回され、大谷選手は何も知らなかったという話になっていた。今回の会見で、大谷選手は騒動について“悲しいというか、ショック”と語り、賭博や負債送金などへの関与を全面的に否定している」
移籍1シーズン目の幕開けの時期に思わぬ騒動に襲われた大谷。本誌・週刊ポストはドジャースが開幕戦前に韓国代表とエキシビションマッチを行なった3月18日の大谷夫妻の様子をキャッチしていた。