4月6日に春季リーグが開幕する東都大学野球は、多くの球団スカウトの目が注がれる。
「人気こそ六大学野球に譲りますが、『実力の東都』と呼ばれ、毎年1部から4部で入れ替えがあることで競争も激しい。昨年10月のドラフト会議では東都大学リーグから7人ものドラ1が誕生した。単独リーグからドラ1が7人でるのは史上初のことでした」(スポーツ紙記者)
現在1部に所属するのは駒澤大学や青山学院大学、中央大学、國學院大學など強豪校が並び、「今年もドラフト候補が多数いる」(同前)というが、盛り上がりに水を差す事態がグラウンドの外で起きているという。
「組織を率いるトップの女性問題です」
そう声を潜めるのは事情を知る大学野球関係者。東都大学野球連盟の理事長、樋越勉氏(66)が道ならぬ恋に熱を上げている──そんな話が連盟内で広がっているのだという。この関係者が続ける。
「樋越さんと既婚女性が不適切な関係になっているんです。どうにも脇が甘く、目撃例が多数ある。何より彼は野球界では知られた存在なので、このことが公になったらまずいと周囲が気を揉んでいます」
樋越氏は東京農業大学北海道の野球部監督(1990年~2017年)として、ソフトバンクの周東佑京や日本ハムの玉井大翔らを育てた名将だ。2018年に東農大野球部の監督に就任し、これまでに16人の教え子をプロに送り込んだ。
2021年には自著『東農大オホーツク流 プロ野球選手の育て方』(日本文芸社)を上梓。2022年に同大監督を退任後、昨年3月に東都大学野球連盟の理事長に就任し、いまや大学野球界の“ドン”というべき存在である。
「勝ちへの執念を持て」との方針のもと、厳しい指導で知られた樋越氏だが、面倒見がよく、生徒からの信頼は厚かった。周東も「大学時代の4年間があったからプロになれた」と公言する。
「いま親密にしているのは、樋越さんが指導していた野球部の保護者である40代のAさん。樋越さんは教え子ともよく飲みに行くタイプで、人との距離が近い。ただ、まさか保護者との距離まで縮めてしまうとは……。Aさんとの交際はもう2年ほどだといいます」(同前)
本誌・週刊ポストは2月中旬のある夜、都内居酒屋でAさんと食事をする樋越氏を確認した。居酒屋を退店後はカラオケスナックで2時間ほど過ごし、赤ら顔で店を出てきた。堂々と腕を組んで繁華街を歩く樋越氏とAさん。途中、コンビニでお酒を購入し、2人はアパホテルへと吸い込まれていった。