スポーツ

「ウソ書くからしゃべらん」阪神・岡田監督と番記者が“取材拒否”の一触即発 オープン戦最下位でピリピリムード

不振だったオープン戦では報道陣にピリピリ

不振だったオープン戦では報道陣にピリピリ

 悲願の連覇を目指す阪神。開幕を迎え、連敗続きだったオープン戦の“悪夢”から心機一転を図りたいが、岡田彰布・監督(66)の様子が昨季とは違う。

「そりゃ、去年は勝ってたからよかったですよ。岡田監督も機嫌がよく、“そらそうよ”とか“おーん”の岡田語録がウケてスポーツ紙の名物になりましたから。ただ……」

 溜息をつきながら、トラ番記者はこう話す。

「本音でしゃべるだけに、負けが込むと岡田語録もただの“ボヤキ”になってしまう。岡田監督は短気なところがあり、都合が悪くなると周りに当たり散らす悪い癖もある。不振だったオープン戦では報道陣にピリピリした空気を発していた」

 4年ぶりに巨人との“黄金カード”での開幕3連戦となった阪神だが、オープン戦ではセ球団を相手に1勝もできず、3勝14敗1分け。オープン戦最下位は2018年(金本知憲・監督)以来、14敗は2000年(野村克也・監督)以来で、いずれのシーズンも最下位だった。

「語録」が紙面から消えた

 38年ぶりの日本一に輝いた昨季こそ「岡田語録」は各紙を賑わせたが、2004~2008年の第一次政権時代は試合に負けると“取材拒否”も少なからずあったという。番記者が肝を冷やす“事件”はすでに起きている。3月18日のスポーツ各紙には岡田監督の談話が掲載されなかった。

「前日のバンテリンドームナゴヤでの中日戦の後、岡田監督が恒例の囲み取材を拒否したんです。各紙が1行も触れないなか、取材拒否に唯一言及したのが大阪スポーツだった。球団関係者談として、岡田監督が“ウソ書くからしゃべらん”と言っていたと報じました」(同前)

 なぜこのような事態が起きたのか。在阪スポーツ紙デスクが説明する。

「原因は、前日(3月17日)のスポニチが1面で『岡田監督荒療治 輝(佐藤輝明)外し』と書いたことのようです」

 同日の紙面ではスタメン落ちした佐藤について、岡田監督の「使わなアカンの? なんでそこまで言われなアカンの。選手起用まで言われたら、かなわんわ」というコメントが掲載されていた。

「他紙は『使わんかっただけやんか』というコメントに留めており、スポニチの“書きすぎ”が岡田監督の逆鱗に触れたとみられている。出禁まで検討されたという話もあり、各紙が岡田監督の談話掲載に緊張感を持つようになっている」(同前)

関連記事

トピックス

有村は春子の幼少期を演じた(NHK スクエア)
《オークションサイトに大量出品》有村架純が使用した『あまちゃん』台本が流出、所属事務所は「本人も胸を痛めている」 意外な“出品ルート”も明らかに
NEWSポストセブン
事件が起きてから数日、犯人はまだ捕まっていない(時事通信フォト)
《女子中学生の父親が警察署長情報はデマ》北九州ファストフード店事件をめぐる一連の憶測投稿に当該警察署は「事実ではない」
NEWSポストセブン
不倫旅行を終え、ホテルから出てきた2人
「ホテルというかあれですね…」二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏、銀座のバーのママとの不倫旅行スキャンダル 直撃取材に“現在の妻と離婚協議が最終段階”
NEWSポストセブン
1988年、『You're My Only Shinin' Star』で「第30回日本レコード大賞」金賞を受賞した中山美穂
【入浴中に不慮の事故】中山美穂さん、行きつけの焼肉店での”素の表情” 「いつも元気で素敵なまとめ役」だった 母と再婚した義父とも良好な関係
週刊ポスト
前途多難の国民の力代表・韓東勲氏(中央、時事通信フォト)
韓国戒厳令の後始末に奔走した与党「国民の力」韓東勲氏の娘に「MIT不正入学」疑惑 剥いても剥いても疑惑が出てくる“タマネギ男”が追及する泥仕合
週刊ポスト
取材に応じた「釜ヶ崎地域合同労働組合」委員長の稲垣浩氏(筆者撮影)
大阪・西成“あいりん総合センター”建て替えで路上生活者が「強制退去」 抗議活動を行う武闘派労働組合委員長が告白
週刊ポスト
中国発の飲食チェーンである「楊国福マーラータン」のマーラータン(麻辣湯)
〈キモすぎガチで声出た〉虫混入騒動の人気麻辣湯専門店、店員は「虫は野菜に入ってた。洗っているし今はもう大丈夫」実際は乾麺に…運営会社は「調査が終わっていない」と回答
NEWSポストセブン
田村瑠奈容疑者の猟奇的な側面が明らかになってきている
頭部切断事件・田村瑠奈被告(30)は自分の頬に切り込みを入れ…“あちらの世界”の恋人・ジェフの存在と“禍神さまの修行”
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(HP/Instagram)
二階俊博・元自民党幹事長、“後継者”三男・伸康氏の不倫にコメント「知りません」 お相手女性の両親にはすでに“公認の仲”
NEWSポストセブン
北九州市の「マクドナルド322徳力店」で、中学生の男女2人が男に刃物のようなもので刺され、女子中学生が死亡した
《北九州市ファストフード2人死傷》女子中学生(15)は苦しそうにうずくまり…被害者の知人は慟哭「すごく真面目で可愛いくて、家族思いで…それだけはわかってほしい」
NEWSポストセブン
結婚後初めての誕生日を迎えた真美子夫人
大谷翔平、結婚後初の真美子さんのバースデーで「絶景」をプレゼントか 26億円で購入したハワイの別荘は青い海と白い砂浜を堪能できるロケーション
女性セブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン