ドジャース・大谷翔平選手(29)の元通訳・水原一平容疑者(39)の違法賭博問題。米紙ニューヨーク・タイムズは4月13日(日本時間14日)、水原容疑者がドジャースから解雇される前日、借金を返済する送金を巡り大谷選手に“口裏合わせ”を依頼したが、拒否されていたと報じた。水原容疑者の“最後の悪あがき”が話題になる一方で、NEWSポストセブン取材班はその直前、妻・真美子さん(27)を気遣う大谷の「覚悟溢れる行動」を目撃していた──。
ニューヨーク・タイムズが報じたのは、水原容疑者の電撃解雇が報じられる前日(3月20日に行われた開幕戦直後の夜)、大谷や真美子さんが泊まるホテルでの出来事だった。
「同紙によれば、水原容疑者は開幕戦後にロッカールームで大谷を含めた選手やスタッフに、自らがギャンブル依存症であったことを告白した。大谷は水原容疑者の英語での告白を完全に理解できなかったが、不審に思うほどには状況を理解していたといい、水原容疑者と直接会話をすることを望んだ。それでその日の晩、宿泊先のホテルの地下にある会議室で、ふたりは1対1で対面したといいます」(スポーツ紙記者)
その場で水原容疑者は経緯を説明するとともに、大谷に対し「(大谷が私の)借金を肩代わりしたということにしてくれないか」と“最後の懇願”をしたというが、大谷はこれを拒否。部屋に代理人のネズ・バレロ氏などを呼び寄せたという。また同紙は、「水原の妻もそのミーティングに加わった」と報じている。
「3月20日の開幕戦当時、大谷の“新たな船出”は順調そのもののように見えました。観客席には真美子さんが水原さんの妻、大谷さんのご両親とともに観戦していた。そんな開幕戦勝利の試合後の、水原氏の裏切りの告白。大谷にとっては急転直下の出来事だったでしょう」(スポーツ紙記者)