杉野真実アナの遠い親戚にあたる(時事通信フォト)

杉野真実アナの遠い親戚にあたる森喜朗元総理(時事通信フォト)

 現代のキングメーカーである森氏がわざわざ足を運んだのだから、杉野アナをそれだけ可愛がっていたのだろう。森氏を迎えた披露宴は盛大に沸いたという。

「杉野さんの旦那さんは、学生時代はラグビーで鍛えたスポーツマンで、現在は大手広告代理店に務めるエリートサラリーマンなんです。新郎側の招待客も体育会系の方や広告業界の方が中心で、余興なども大いに盛り上がりました」(前出・出席者の一人)

 そんな会場の熱気が最高潮に高まる中、披露宴の最終盤に登場したのが、森氏だ。しかし、スピーチの第一声、険しい表情を浮かべ「こんな賑やかな式は初めてだ」と皮肉めいた言い方で話し始めたという。

「そのときの森さんの表情は、誰が見ても不快感にまみれたものでした。森さんとしては、一流のジョークのつもりだったようですが、参列者たちは明らかに動揺してしまった。『騒ぎすぎで森さんの不興を買ってしまったか……』と、新郎サイドは緊張し、会場は一気に静まりかえってしまったのです。

 そんな空気を全く気にしない森さんは、その後もスピーチが冴え渡り、新婦とのエピソードを披露する段では、『政治家の奥さんも考えているというから、真実ちゃんにはずいぶん政治家も紹介したんだけどね』と発言。これには杉野さんも慌てた様子で森さんを制止するような素振りをみせていましたね。

 彼女自身、“政治家の妻”を考えたことは一度もなかったようなのですが、森さんがよく“政治家の妻になればいい”と言っていたとかで。とにかく森さんは杉野さんを可愛がっていたようですよ。この発言は、森さんのリップサービスだったのでしょう。ただ、新郎サイドは一連のスピーチにどう反応したら良いか分からなかったみたいで……会場には異様な空気が漂っていました」(前出・出席者の一人)

 日本テレビに杉野アナと森氏の関係や、スピーチについて質問すると、「社員のプライベートにつきましてはお答えしておりません」と、回答。

 森氏にも、代理人を通じて質問状を送ったが回答はなかった。

 政治家時代、数々の伝説を残した森氏の発信力。老いてなお、健在だった。

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