スーツの下半身だけデニムに着替え
3月初旬、そんな宮澤氏の姿はサラリーマンの聖地、新橋にあった。夕方に党本部を出た後、鍼灸院で施術を受けた宮澤氏は、1人で新橋の街を彷徨っていた。食事する肉系の店を探している様子でひたすら歩き回ったところ、ご飯・味噌汁などが食べ放題のステーキが1000円前後という“コスパ最強の店”で、足を止めた。店の前に掲げられたメニューをじっと見て熟考した末、“1人飯”に決定したようだ。性欲が旺盛だという宮澤氏は、食欲も旺盛な“肉食”だったようで、定食に肉を追加してぺろりと食べ切ったのだった。
翌日の宮澤氏はアクティブだった。永田町を出た宮澤氏は、駅構内にいた。電車を待つわずか数分でも文庫本を読むという東大法学部卒らしい知的な面を見せていたが、電車に乗り込むと不思議な行動に。両手でバッグを持ち、ドアに額と身体をぴったりとくっつけて仁王立ちした体勢を続ける宮澤氏。その様子は不審で、乗客たちは少し距離を置いていた。
電車を降りていったん自宅に戻った宮澤氏はスーツの下半身だけデニムパンツに着替えて、繁華街に繰り出した。知人とみられる男性と合流すると、キャバクラの呼び込みらしき女性たちに何やら嬉しそうに話しかけていたものの、その先にある庶民的な居酒屋に入った。
居酒屋を出た宮澤氏は、先ほど通った道で再びキャバクラの女性たちを発見。振り返って見つめたものの、男性2人はラーメン屋に向かうのだった。『週刊文春』の記者の直撃で「素人」が良いのかとの問いに、〈銀座のクラブに行ったって、何も面白くないんです。エッチできなかったら不満が残るだけです〉と答えていた宮澤氏。クラブやキャバクラにはやはり行かないよう自制しているようだった。前出の自民党関係者が語る。
「議員同士でつるんで派手に遊ぶようなことは少なく、移動は基本的に電車を使うなど倹約家。今時珍しい庶民派の議員とも言えますが、これまで垣間見えていた宮澤氏の“裏の顔”から、近しい人間はいつか女性関係や下半身ネタで問題を起こすのではないかという危うさを感じていました。パパ活&デリヘル報道で潔く辞職したことを評価する声も出ていますが、辞職に値するほどの不適切行動をしていると自覚があったからこそ、『週刊文春』の記事を読む前に決意できたのでしょう」