「フフフ。話したくない」
大野が関与する不動産会社が、宮古島の一角に約1200坪の広大な土地を取得したのは2017年頃。同地で大野は観光客向けのリゾートホテルを建設するプロジェクトを進め、島の一角に4棟のヴィラを建てた。
「現地の建設関係者によれば、リゾート施設は今年6月にも開業する見込みだといいます。ホテルに先駆けて大野さんが出資した島内のバーには、現地で大野さんが制作したアート作品も飾られているそうです」(前出・芸能関係者)
大野に宮古島での計画について尋ねると「最近はあんまり行ってない」と口は重い。
──ホテルがそろそろ開業するそうです。
「フフフ。その辺はプライベートだから、話したくない(苦笑)」
昨年12月、STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンタ)の福田淳社長が一部メディアのインタビューに応じ、活動休止中の大野に言及したことがあった。
「旧ジャニーズ事務所の所属タレントと面談を行っている話の中で、『大野さんは宮古島に行かれているということで、タイミングを見てお会いします』とうっかり居場所を漏らしてしまったのです。熱狂的なファンが島に駆けつけかねない事態となりましたが、実はこの頃、大野さんは東京にいた。嵐のメンバーと会うために帰京していたので、大きな問題にならずに済んだようです」(前出・芸能関係者)
東京で大野が取り組んでいたもう1つの課題が、自動車免許の取得だった。
──先日、週刊誌で教習所に通う姿が報じられていました。
「撮られてましたね。ああいう写真って、どうやって撮ってるんだろう(笑い)。免許はあともう少しかなと思ってるけど、どっかで撮られてるんだろうなと思いながら運転しますよ」
──免許は沖縄での移動のため?
「いや、これまではタイミングを逃したのもあるし、いままではスタッフに送り迎えしてもらえたから。運転できる方がいろいろと幅が広がるし、やっぱり必要かなと思って」
一時は沖縄に移住したともいわれていた大野だが、現在は東京にも拠点を置き、今後のためにさまざまな準備をしていることがうかがえる。大野が嵐の新会社に名を連ねたことでがぜん真実味を帯びてきたのが、嵐が“再始動”する可能性だ。来春にも5人でコンサートを行う計画があるという噂が飛び交っていることを伝えると大野はこう答えた。
「どうなんですかねぇ(苦笑)。とりあえず、5人で集まる形を作ったということで、すごく期待されちゃったみたいなことはあるんですけど。ぼくもあんまり深いことはわからないんですが、いま決まっていることは何もないですよ」
──大野さん自身のグループ活動へのお気持ちは。
「それも含めて、全部これからじゃないかな。今後の話し合い次第で、少なくともぼくから率先して動くみたいなことではないと思う。いま明言はできないけど、必ず5人で集まって話をします。それほど深刻じゃない感じで今後も話し合っていくと思いますよ」
記者が礼を述べると大野は笑みを浮かべ、再び何事もなかったように歩き出した。5人はいま確実に“未来を描くための準備”を進めている──。
(了。前編から読む)
※女性セブン2024年5月9・16日号