国内

愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿

学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)

学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏されてきた(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)

 天皇家の長女・愛子さまは4月から、日本赤十字社(以下、日赤)の嘱託職員というお立場で、仕事に励まれている。4月30日、この日も勤務を終えた愛子さまは、足早に車に乗り込み、向かわれたのは東京都内のコンサートホールだった。

 愛子さまは会場で、白、ピンク、青を基調とした大きな花束と、その隣に置かれた親友の生前の写真を目に焼きつけられただろう。行われたのは、昨年4月、闘病の末に亡くなった、愛子さまと同級生の若き天才チェリストを偲ぶコンサート。愛子さまは招待を受け、両陛下とともにお忍びで足を運ばれたという。公務やお出ましでは朗らかな笑みを見せられる愛子さまだが、その日は真剣な表情で、ただ静かにステージを見つめられていた──。

 愛子さまがご覧になったのは、「チェリスト 山本栞路を偲ぶ 一年祭メモリアルコンサート」だ。山本さんは、愛子さまの学習院初等科時代の同級生だった。

「愛子さまも山本さんも、初等科の管弦楽部でチェロを演奏していました。チェロは10人ほどで、当時から山本さんの腕前は随一でしたから、愛子さまは学ばれたことも多かったでしょう」(学習院関係者)

 初等科卒業後も交流があった。学習院の幼稚園児から大学までの在校生やOB・OGまでが参加する演奏会「オール学習院大合同演奏会」に、揃ってチェロで参加していたのだ。

「愛子さまは山本さんの隣で2016、2017年と2年連続で、チェロを演奏されていました。演奏の前後には山本さんと談笑される場面もあり、気の置けない友人関係であったことがうかがえました」(前出・学習院関係者)

 山本さんは、学習院中等科を卒業後、名門校・桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に進学。在学中の2019年、全日本学生音楽コンクールで全国大会1位に輝き高校を主席で卒業した。

「山本さんの高校の同期には、木村拓哉さんの長女で、現在はフルート奏者のCocomiさん(23才)がいます。2人は、在学中にコンサートで共演したこともありました。志を共にする仲間として切磋琢磨してきたことでしょう」(音楽関係者)

 山本さんは卒業後、特待生として桐朋学園大学に入学。オーケストラやグループのみならず、ソリストとしても活動し、将来を嘱望されるなか、病に伏し、21才の若さでこの世を去った。メモリアルコンサートには、山本さんを3才から指導し上皇さまのチェロのレッスンも担当してきた、才能教育研究会・業務執行理事の寺田義彦さんの姿もあった。

「山本くんは幼い頃からチェロが大好きでね。頑張り屋さんで、練習も一生懸命やっていました。だから、上達は早かったですよ。彼が進学して指導をしなくなってからも成長ぶりは耳にしていました。亡くなる約1年前に、オーケストラで演奏している写真をもらいました。まさか本当に亡くなってしまうなんて。まだ若いのに……」(寺田さん)

関連記事

トピックス

希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
NASAが発表したアルテミス計画の宇宙服のデザイン(写真=AP/AFLO)
《日本人が月に降り立つ日は間近》月面探査最前線、JAXA「SLIM」とNASA「アルテミス計画」で日本の存在感が増大 インドとの共同計画や一般企業の取り組みも
週刊ポスト
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト