ついにファンの前に姿を見せることになった昭和の歌姫。周囲の期待は膨らむばかりだが、中森明菜(58才)が久しぶりの晴れ舞台に選んだのは、あの因縁の相手ともなじみ深いステージだった──。35年の時を経て、2人が再び交錯しようとしている。
《活発な活動を行えなかった期間も変わらずファンでいてくださったみなさまと慎ましく過ごさせていただければと思っております》
7月に開催されるファンイベントについてスポーツニッポンの取材に、中森明菜の個人事務所はこう控えめに回答を寄せた。59才の誕生日を迎える7月13日に合わせて、12~14日の3日間で5公演のイベントを開催する明菜。2017年末のディナーショー以来、およそ6年半ぶりにファンの前に姿を現すことになる。
長い沈黙を破り、この4月からはYouTubeの公式チャンネルに『北ウイング』や『スローモーション』などをジャズバージョンにアレンジしたセルフカバー動画を毎週投稿するなど、徐々に活動を本格化させてきた。
「約2年前に新たに事務所を設立し、代表者でもあった明菜さんは、歌い手であると同時にビジネス面も考えなくてはいけない立場でした。この春には新しい代表者を立て、ようやく本業のアーティスト活動に専念できるように。今後は歌手だけでなく、声優や俳優の活動も検討しているそうですが、まずは休養中も待ち続けたファンに会いたい、というのが明菜さんの思いなのでしょう」(芸能関係者)
3時間半とされるファンイベントのうち、明菜が登場するのは約1時間で、食事やトークに加えて彼女の生歌が楽しめるディナーショー形式になる模様だ。中でも目を引くのは、1公演7万8430円(税込)というお値段。
「オリジナルグッズのプレゼント付きで、なかなかの価格設定です。過去のディナーショーでは2019年の矢沢永吉さんの7万1500円(税込)が最高クラスとされますが、明菜さんはそれを上回ることに」(前出・芸能関係者)
参加希望者は観覧希望日を指定して抽選に臨み、キャンセルは不可。仮に全5公演に当選したら40万円近く支払う必要があるが、それでも昭和の歌姫の久しぶりの雄姿を目に焼き付けるべく、イベントには応募が殺到すると予想される。