カーリング女子日本代表として、2022年北京オリンピックで銀メダルを獲得したロコ・ソラーレ。2024年5月22日、メダル獲得など数々の勝利に貢献し、フィフス(リザーブ)を務めてきた石崎琴美(45)のチーム離脱が、公式サイトを通じて発表された。
石崎は「ロコのフィフスとして4人と一緒にカーリングと向き合ってきたこの数年は人生の中でも忘れられない、かけがえのない日々でした。これからも何かしらの形でカーリングに関わっていけたらと思っています」とコメント。
カーリングに関わっていく意向を示した石崎だったが、なぜチームに貢献してきた彼女が突如、ロコ・ソラーレを離れることになったのか。NEWSポストセブンが取材を進めると、要因の1つにチームを取り巻く切実な事情があることがわかった。
「ロコ・ソラーレは銅メダルを獲得した2018年2月の平昌オリンピック後、精神的支柱だった本橋麻里(37)が選手活動の休養を発表。しばらく4人で戦っていましたが、2019年の日本カーリング選手権で優勝を逃すなど苦戦しました。
その際にオファーを受けたのが経験豊富な石崎だった。彼女自身も2002年ソルトレイクシティオリンピック、2010年バンクーバーオリンピックに出場した経験者で、ロコ・ソラーレ入りに当初は難色を示しました。しかし、メンバーの熱烈な誘いを受けて2020年9月からフィフスとして正式にメンバーとなりました」(スポーツ紙記者)
その後のロコ・ソラーレは、2022年北京オリンピックで銀メダルを獲得するなど、5人で数々の偉業を達成してきた。