2019年の闇営業騒動で吉本興業を解雇されたことにより地上波テレビから姿を消し、現在はYouTuberとして活動している元雨上がり決死隊の宮迫博之(54才)。満を持しての地上波復帰となりそうだったが、まさかのお蔵入りでその道はさらに遠のいてしまいそうだ──。
宮迫は5月28日、自身の公式YouTubeチャンネルに『【裏側公開】5年ぶりにテレビ出演!リアルな打ち合わせや収録の様子』という動画を公開。千葉テレビで放送される『匠の教室』という番組の収録をしてきたと報告した。
しかし、同30日に千葉テレビは公式サイトにて、宮迫が収録した番組を放送しないと発表。同局の説明によると、外部の制作会社が制作する番組については、番組の内容や出演者などを事前に通告してもらい、同局で協議したうえで制作することになっているという。しかし、今回の『匠の教室』については、〈そのような通告もなく外部の制作会社によって制作されたもの〉とのことで、〈当番組の放送の予定はありません〉としている。
「宮迫さんは闇営業騒動のときに吉本興業を批判する会見を開いており、その遺恨が今なお残っているという見方もあります。吉本と宮迫さんの関係性が悪いままのため、吉本サイドへの配慮もあり、宮迫さんへの出演オファーを控えている関係者も少なくないとも言われています。今回のお蔵入り騒動の裏側にそういったものがあったかどうかはわかりませんが、いずれにしろ宮迫さんを起用すると、何かとトラブル的なものに発展しかねないという印象が強くなったのは間違いないですね」(テレビ局関係者・以下同)
お蔵入りになるかもしれない企画に制作費は使えない
騒動から5年経ってもなお、“腫れ物扱い”を受けている宮迫。この状況は簡単には変わらないという。
「ネガティブな意味で話題性があるタレントの起用はどうしても慎重になってしまいます。それこそネットユーザーから『なんであいつを出すんだ』と大炎上になってしまう可能性もあるわけです。時間も経って実質的に“禊”が済んでいたとしても、炎上リスクがあるタレントを起用することについて、スポンサーもあまりいい顔はしない。宮迫さんがみんなに歓迎される形で地上波に復帰するのは、簡単ではないんですよ」
また、今回のように制作会社が収録した番組が、テレビ局の判断でお蔵入りになるといったことがあると、現場レベルでも宮迫をキャスティングしにくくなる可能性もある。
「炎上リスクがあるとは言え、宮迫さんが地上波の番組に出るとなれば、それなりに話題になるはず。そこを狙って宮迫さんの起用を模索する現場スタッフもいるにはいるでしょう。しかし、現場では乗り気で番組を作っても、上層部の判断でNGとなってしまう可能性があるならば、宮迫さんをキャスティングしても、骨折り損になってしまう可能性が高いということ。番組の制作費もどんどん減少している地上波テレビですから、お蔵入りになるかもしれない企画のために、時間も制作費も使えない。企画会議などで宮迫さんの名前が出ても、『多分無理だろうな』ということになって、具体的な話に進展する前に立ち消えになることもあるでしょう。今回の騒動が明るみに出たことで、宮迫さんの地上波復帰はさらに遠のいたと思いますね」