佳子さまに見られた「環境の変化」
そんな中、佳子さまをめぐっては、ご結婚も見据えた「環境の変化」があったことが先ごろ明らかになっている。
それは、赤坂御用地(東京都港区)にある秋篠宮邸の改修が2022年9月に終了した後も、佳子さまはご家族と一緒に暮らさず、工事中の仮住まいだった別棟の「分室」で生活を続けられている───というものだ。
宮内庁は「お部屋を宮邸に作ると改修規模が大きくなり、予算が増えることが判明したことを受けて計画が変更された」と説明していたが、秋篠宮さまは昨年11月の誕生日を前に行われた宮内記者会との記者会見で、こう述べられた。
「改修工事が始まる時に(中略)改修した後の所に、当時は長女(眞子さん)と次女(佳子さま)二人ですけれども、部屋を設けないという考えを持っていました。理由としては、いずれはこの家から出ていくであろう、実際に一人はもうその前に結婚しているわけですけれども、娘たちの部屋をそこに用意すること自体がある意味無駄になるという考えからです」
工事の都合とは無関係に、ご結婚を見越して佳子さまの“独立”が決まっていたことを明かし、「そのことを両方、つまり、私たちも思っていましたし、娘たちも思っていましたので、話し合いというか、ある意味、その認識を確認したということで、非常にすんなりと決まったことでありました」とされた。
「今回の訪問をきっかけに、『北風と太陽』など、子供時代に読んだイソップ童話を久しぶりに読み返しました」──佳子さまは、前出のアテネでの記念式典でスピーチをされたが、両国の関係性を示す文脈で、このように述べられるくだりがあった。
「北風」のような逆風の中で結婚し、皇室を離脱した眞子さん。これに対し、佳子さまは輝かしい「太陽」のような慶事を迎えることになられるのだろうか。20代も最終盤となられたプリンセスの動向は、今後も注目を集めそうだ。
*2024年6月4日12時、記事タイトルおよび内容に一部誤りがあったため、内容を修正しました。