秋篠宮家の次女・佳子さま(29)は、3回目の外国公式訪問となるギリシャでの行程を無事に終えられた。笑顔で国際親善に務められたそのお姿は、同行メディアによって日本国内で広く報道されたほか、現地でも高貴な華やかさが注目を集め、「天性の気品がある」と報じられるなど、日本のプリンセスとしての存在感を内外に示された。
「眞子さま(小室眞子さん)の妹」のイメージが強かった佳子さまも、年末の誕生日(12月29日)を迎えると眞子さんが結婚し皇室から離れた同年齢の30歳となられる。佳子さまはそうした大きな節目を前に、公私にわたって活動的な日々を過ごされている。
今回のギリシャご訪問は両国の外交関係樹立125周年を記念したもので、5月25日から6月1日までの8日間の日程だった。羽田空港から旅立った際には印象的な赤系のスーツで、アクロポリスの世界遺産・パルテノン神殿を26日に訪問した際には、爽やかなブルーの半袖に白いワイドパンツを合わせ、同国の「国旗コーデ」をご披露。一方、首都アテネで開かれた27日の記念式典には落ち着いた水色の振袖で臨むなど、洋装と和装を織り交ぜたさまざまな姿で強い印象を残された。
幼い頃から国民に広く知られていた佳子さまが、近年一層注目を集めている背景には、姉の眞子さんが「小室さん騒動」を経て民間人となったことに加えて、令和のお代替わりによって、父である秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」に、弟の悠仁さまが同2位の存在にそれぞれ繰り上がり、秋篠宮家の重要度が大きく高まったことがある。
佳子さまの積極的、献身的な公務は、皇室、秋篠宮家に対する国民の理解を深める柱の一本になっているのは疑いがない。とはいえ女性皇族は、現行制度では結婚とともに皇室からは離れることになっている。