日本を代表する名バイプレイヤーのもたいまさこ(71)が3年前から女優活動を休止していることがわかった。一方、長年の盟友で女優の小林聡美(59)もまた人生の岐路に立っていた──。
14才の時に『3年B組金八先生』(TBS系)でデビューした小林は、大林宣彦監督の『転校生』で同級生の男性と心が入れ替わる少女の役を演じて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そんな彼女に訪れた人生の転機は、盟友と伴侶と出会ったコメディドラマ『やっぱり猫が好き』(フジテレビ系)への出演だった。
「1988年から放送が始まったこのドラマは、マンションの一室を舞台に、もたい(長女)、室井滋(次女)、小林(三女)の三姉妹のなにげない会話が同世代の女性を惹き付けました。人気とともに番組は深夜からゴールデン帯に移動し、3年間続きました。共演を機にもたいさんと意気投合し、同番組の脚本を手掛けていた三谷幸喜さんとは1995年に結婚(2011年に離婚)するきっかけとなる作品でした」(テレビ局関係者)
同番組の企画は小林の所属事務所が担当し、もたいも後に同事務所に所属することになった。
「同事務所は1983年に設立し、『やっぱり猫が好き』という番組タイトルも事務所社長が考案したものでした。やさしさと厳しさを持った社長さんで、小林さんともたいさんは、『かもめ食堂』(2006年)、『めがね』(2007年)、『プール』(2009年)、『東京オアシス』(2011年)といった映画作品でメイン役を務めました」(同前)