2023年8月、107年ぶりの甲子園優勝を果たし、日本全国に“慶應旋風”を起こした慶應義塾高校(以下、塾高)。当時3年生だった中心メンバーの多くはこの春、慶大に進学し、野球部に入部。SNSで「美白王子」として話題を呼んだ丸田湊斗など、早くもリーグ戦で活躍する選手も出てきている。東京六大学野球の春季リーグは永遠のライバル・早稲田大学の優勝で幕を閉じたが、その丸田らを巡って「ある冊子」が注目を集めているという──。
ある冊子とは塾高同窓会が年に一回発行する会報誌『JK(Jukuko)』である。毎年春頃にOBに届く会報では、高校の文化祭や運動会、部活動の様子などを紹介しているという。その最新号では「Enjoy Baseball」というタイトルで野球部が特集されている。
特集のなかで特に話題を呼んでいるのが、昨夏優勝メンバーのプロフィールだ。丸田らレギュラー選手から清原和博の次男・清原勝児らベンチ入りメンバー全員の経歴や「自己PRポイント」「好きなプロ野球選手」「将来の夢」などが記載されている。OBが語る。
「勝児くんは『将来の夢』の箇所で『大金持ち』とビッグな回答をしていました。『好きなプロ野球選手』に父親の名を挙げず、カブスの『鈴木誠也』と答えていたのも印象的でした。また、丸田くんは『将来の夢』に『LEXUSに乗れる生活をする』と回答していました」