著名なタレントを次から次へとテレビCMに起用している『日本マクドナルド』の最新作は5月28日から全国放送されている「恋しちゃったんだ」篇で、出演するのは山本耕史(47才)である。
「山本さんは、恋より仕事に夢中な木村文乃さん演じる漫画家の思わせぶりな態度をきっかけにハートに火がついてしまう無防備な編集者役です。近年の『マクドナルド』のCMは、オフィスを舞台にビジネスマンやOL役の俳優さん、女優さんが出てくる設定がメインでしたが、1月期の大人気ドラマ『不適切にもほどがある』(TBS系)でテレビマンを好演した山本さんには漫画編集者の役もよく似合っていますね」(テレビ誌編集者)
その『不適切~』中、視聴者を歓喜させたのは、“ムッチ先輩”こと磯村勇斗と山本が共演する『味の素(株)』の「パスタキューブ」のCM「ふたりのパスタ同好会」篇である。
「同好会を超えた関係性な気がしますが……」
と磯村がInstagramに投稿した理由は、“ふてほど”での共演前に、『きのう何食べた?』(テレビ東京系)シリーズで、磯村と山本が“カップル”を演じていたからだ。
「さらに俳優さんとのコンビCMというと、2022年にオンエアされ、翌年、各広告コンテストで高い評価を得た『ヒノキヤグループ』も印象的です。シリーズ2作目となる、『お邪魔するよ、山本耕史』『よく来た、斎藤工』の台詞でおなじみの『快適だよ、全館空調は』篇は、CMを見た俳優仲間たちが他の現場でもフルネームで呼び合うほど、身内にも反響があったそうですよ」(同)
そして、「耕史くん」と堺雅人から名前で呼ばれるのは『パーフェクトサントリービール』シリーズ。最新の「裏切りのタルタル」篇では、堺との約束を反故にし、内緒で奈緒と唐揚げ&PSBを愉しむも、見つかってしまう…というオチだ。堺が山本の頬に指を添え、顔を近づけ、「耕史くん、残念だよ」と言うシーンは、『半沢直樹』(TBS系)を彷彿とさせる。 その『半沢~』と同じ池井戸潤氏が原作のドラマ『花咲舞がだまってない』(日本テレビ系)に山本は出演中。
「番宣のために今田美桜さんと日テレのバラエティ番組に出演した際にも、後輩想いの山本さんらしく、今田さんを優しくフォローしたり、盛り立てたりしてあげているのが印象的でした。かなり以前、舞台で共演した男性アイドルを今も食事に誘っているという話も聞いたことがあります。何より、芸能界に友人を作らず、あの三谷幸喜さんにさえケータイ番号を教えない香取慎吾さんが、『新選組!』(NHK)以来、唯一、心を許してくるのが山本耕史さんですからね。信頼のおける、愛されキャラなんだと思いますよ」(ドラマプロデューサー)
他にも今年は『みずほ銀行』の「LOTO7」の「彼の上司」篇や「ナンバーズ3」の「彼の母親」篇。4月からは『大日本除虫菊』「ゴキブリムエンダー」の「夫の結果」篇などにも出演している。