3人目の子供が生まれていた
焙煎所のある千葉・九十九里浜を訪れてはコーヒーの焙煎と趣味のサーフィンに没頭し、少しずつ心身をリフレッシュさせた坂口。
そんな彼が、再び俳優として姿を現したのは2023年。ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)で9年ぶりの役者復帰を果たしたのだ。
「ファンは坂口さんの安定感のある演技を熱い視線で見守り、次の出演作を待ち続けていました。しかし、その後の活動は、CMやバラエティーなどの出演に留まり、今年5月には飯島直子さんがホストを務めるトーク番組に出演し、6年前に3人目の子供が生まれていたことを初告白しました。
コーヒーの事業が順調ということもあって『教場』は一度きりのサプライズ出演ではないかと囁かれましたが、実はこの間、坂口さんはしっかりと体調面などを整えて本格復帰の準備を入念に進めていたのです。彼をそこまでやる気にさせた裏側には、『教場』で久しぶりに共演した木村拓哉さん(51才)の存在があったと言います」(テレビ局関係者)
木村と坂口は前述のドラマ『プライド』で共演していた。このドラマのスタッフが坂口の俳優復帰にもかかわっていたという。
「『プライド』と『教場』は一部、同じスタッフがかかわっていたのですが、そのスタッフが『教場』での坂口さんの復帰を木村さんに打診したところ、『ぜひ一緒にやりたい』と二つ返事で了承したそうです」(前出・テレビ局関係者)
『プライド』は実業団アイスホッケーを舞台にしたドラマで、木村と坂口が演じたのは高校の先輩と後輩のバディ役。『教場』でも坂口は木村のかつての後輩として、陰で木村をサポートする“裏バディ”を務めた。撮影現場で坂口の緊張をといたのは、19年という時を経ても変わらない木村の姿だったという。
「『教場』の撮影前日、久々の俳優復帰を前に坂口さんは眠れないほど緊張していたそうですが、現場では木村さんを筆頭に『おかえりなさい』と坂口さんを温かく迎えたそうです。
その雰囲気で緊張が和らいだ坂口さんは、久しぶりにしてはまずまずの演技ができたと自信がつき、さらに木村さんも坂口さんの演技を称賛したと言います。『キングダム』という大作に挑戦する意欲がわいたのも、19年ぶりに共演した木村さんの後押しがあったからと言えるでしょう」(前出・テレビ局関係者)
かつて「俳優の仕事は、一生続けていくものだと思っていた」と語っていた坂口。その言葉通り、仲間に背中を押され、再び俳優人生をリスタートする。
※女性セブン2024年6月27日号