車椅子に乗る小澤征爾さん(2023年)
海外で活躍していた頃の征爾さんには、毎年3億円近い収入があったとされる。さらに、音楽監督料や商標使用料も莫大で、ハワイやロサンゼルス、パリ、スイスなどに所有する別荘などを合わせると、全盛期の資産は30億円をくだらないとみられていた。
「征爾さんの生前から姉弟は意見が合わなくなっていた。2つのお別れの会が開かれ、2人が顔を合わせなかったあたり、父の死後もその関係は修復されていないのかもしれません。お金に代えられない征爾さんの“遺産”はもちろん、そういった資産を今後どう管理するか、といったことも、姉弟の間の溝を深いものにしているようです」(前出・別の音楽関係者)
冒頭の、都内一等地にある自宅の土地や建物の名義は、まだ《小澤征爾》のままだ。家族の相克には、どのような「終奏」が流れるのだろう。
※女性セブン2024年6月27日号