記者を振り切るため、猛然とダッシュする芝翫

記者を振り切るため、猛然とダッシュする芝翫(写真は6月上旬)

 再び、芝翫の裏切りが報じられたのは約4年後の2021年1月。またも『週刊文春』にハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリー似のBさんとの不倫をスクープされたのだ。あきれ果てた三田は、同誌の取材に「私は(芝翫の)お母さんじゃない。人生のパートナーなんです」とコメント。「本当にお恥ずかしい」とため息をついたが、「離婚はないです」と強調した。夫婦を知る別の歌舞伎関係者が語る。

「三田さんには結婚後、流産したつらい経験があり、絶望感にさいなまれた時期のことを自ら明かしたこともあります。そのとき、愛情を持って支えてくれた芝翫さんに感激し『一生添い遂げる』ことを誓ったそうです。『舞台側は役者の仕事。客席側はすべて妻の仕事』と教えられた三田さんはいまもそのルールを自分に課し、梨園の妻の務めを立派に果たそうとしているんです」

 何より3人の息子たちは何があっても成駒屋に伝わる「芝翫型」の芝居を受け継がなければならない。使命感を持って必死に家業を守る妻の思いは、芝翫も重々わかっているはずだ。それでも彼は目先の誘惑に打ち勝つ強さを持ち合わせていなかった。

 実は芝翫は、関西のタニマチの女性と親しくなる前にも別の女性と深い関係にあったという。芸能関係者が明かす。

「表沙汰にはなっていませんが、舞台で共演した既婚者の大物女優Xさんと一時期、プライベートでも親密にしていたんです。その話が耳に入ると、三田さんは彼女の事務所に抗議し、芝翫さんと二度と連絡を取り合わないように通告したのだとか。因果関係は不明ですが、間もなくしてXさんは離婚しています」(芝翫の所属事務所は「Xさんは一共演者です」と関係を否定)

 そして、タニマチの女性との不倫騒動がさめやらぬうちに発覚したのがAさんとの“ホテル密会”だった。2021年12月、『週刊ポスト』に直撃された芝翫は、Aさんを「ただの友達」と説明したが、その場しのぎの言い訳だったことは明らかだった。

「芝翫さんはホテルでAさんの部屋を出入りした理由を『胃薬をもらうため』とし、『DNAを調べてもらってもいい』と強弁しましたが、彼の言葉を信じる人はいませんでした。三田さんが沈黙を守ったのは、呆れていただけでなく、周囲から内情をしゃべりすぎだとの批判もあったそうです。その後も芝翫さんは三田さんの目を盗んでAさんとの逢瀬を重ねていました」(前出・歌舞伎関係者)

 都内で芝翫がAさんとの密会に利用したホテルは、あろうことか1991年に三田と結婚披露宴を行った思い出の場所だった。最初の不倫相手である芸妓も同じホテルに招き入れたことがあるという。

「芝翫さんは大御所然とせず、おおらかな性格で後輩からも慕われていますが、社会常識や倫理観は望むべくもない。特に酒が入ると気が緩み、普段から隙だらけなので不倫してもすぐバレる。周囲から“大弛緩”と揶揄されることもあるそうです」(前出・芸能リポーター)

後編へ続く

※女性セブン2024年6月27日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン