他の寿司職人と交流もあった(本人FBより)

他店の寿司職人と交流もあった(本人FBより)

「山縣さんは、寿司職人を目指して上京し、20年近く『都寿司』で働いてきました。先代の娘さんと結婚し、“将来の大将”として地道に経験を積んできました。先代はまだまだお元気そうに見えたのですが、2022年に急逝してしまい、山縣さんが看板を継ぐことになりました。

 職人を連れて飲みに行くなど、山縣さんは面倒見の良い温かい人柄なので、“都寿司はこれからも安泰だね”と思っていたのですが……。奥さんも若女将として店に携わっていましたし、店の長い歴史がここで途絶えるのかと不安です」(グルメライター)

「都寿司」の今後はどうなるのか。店主の逮捕がすでに報じられた後である6月19日14時頃に店を訪れると、変わらず営業していた。ランチタイムの終わり時といえど、店は客でにぎわっている様子だった。裏口から出てきたエプロン姿の女将、山縣容疑者の妻は、取材に対して「今後の対応は弁護士に任せています」と毅然とした口調で語った。

「冷やかしの電話なども来ていて、お客さんにも迷惑がかってしまっています。営業は今後も続けていきます」(山縣容疑者の妻)

 きっぱりそう言うと、営業中の店舗に慌ただしく帰っていった。

 先代たちが守ってきた約140年の歴史と寿司の味には罪はない。が、被害者に対する償いは免れられない──。

関連記事

トピックス

今回の事件で宝島さん夫妻が死亡した後、5月15日に真奈美容疑者が会社の代表取締役に就任していた。
【那須2遺体】宝島さん長女・真奈美容疑者(31)が韓国人元夫とのロサンゼルス生活で味わっていた“挫折”「内縁夫の逮捕後も、何食わぬ顔で親の会社を引き継ぎ……」
NEWSポストセブン
北川弁護士(神戸大学のHPより)
【関西検察の神】北川健太郎弁護士(64)が酒に酔った部下を…準強制性交等容疑で逮捕「男性記者に風俗店“取材”を勧め、女性記者にボディタッチ」「北川さんは性犯罪にも熟知しており立件されないと踏んでやったのでは」
NEWSポストセブン
パリ五輪代表の最後の切符を手にした山下美夢有(時事通信フォト)
【女子ゴルフ2年連続年間女王】山下美夢有、パリ五輪代表までの逆転劇 ライバルが続々「米国進出」するなか日本ツアーにこだわる理由
週刊ポスト
愛子さま
愛子さま、高校時代に密かに開設していたインスタグラムの“プライベートアカウント” 写真が全削除された事情
女性セブン
小回りがきく便利な移動手段として自転車が見直され、都市部での利用者は激増した(イメージ、時事通信フォト)
《11月から罰則つき違反決定》自転車「スマホながら運転」をする人たちの4つの目的 “気づいてもスルー”な警察官もいる実態
NEWSポストセブン
King & PrinceとNumber_iが出演のTBS『音楽の日』 “乗り込む気満々”のファンに赤坂周辺は厳戒態勢、本人たちは関係良好をアピール
King & PrinceとNumber_iが出演のTBS『音楽の日』 “乗り込む気満々”のファンに赤坂周辺は厳戒態勢、本人たちは関係良好をアピール
女性セブン
現役時代の畠山コーチ
《金銭トラブルを直撃》ヤクルト電撃退団の畠山和洋コーチ「寂しい気持ち」年俸1億3000万高級マンション生活から激変“ワンルームアパート生活”の現在
NEWSポストセブン
芸能界随一の仲良し家族として知られる藤岡ファミリー
《「ファンミ」チケットが完売の藤岡ファミリー》俳優・藤岡弘、イケメン息子と3人の美人娘が打ち明ける「デビューから5年の成長と現在」
NEWSポストセブン
歌舞伎界の将来を支える立場に就いているのに…
【愛人と半同棲報道】三田寛子に怒られた中村芝翫 国立劇場養成所“指導者”就任をアピールできない理由
週刊ポスト
悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表
悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表
女性セブン
所属していたアミューズが声明を発表
《アミューズが「強い憤り」緊急声明》都知事選で「三浦春馬さんの選挙ポスター」をYouTuberが大量掲示 ファンは「不謹慎すぎる」と悲痛の声
NEWSポストセブン
6月27日、殺人容疑の疑いで逮捕された宝島真奈美容疑者(31)。宝島一家の長女であり、死亡した宝島幸子さん(56)の連れ子だった。
【那須2遺体】長女・宝島真奈美容疑者(31)、両親殺害の背景にあった家庭内トラブルと会社乗っ取り「連れ子だった」「次女が取締役に」
NEWSポストセブン