騒動を謝罪、イメージガールとして活動した商品から降板することも報告した(本人のSNSより)

騒動を謝罪、イメージガールとして活動した商品から降板することも報告した(本人のSNSより)

「大変申し訳ございません」

 桜井はレースクイーンやアイドルとして活躍し、Instagramではきわどい姿のセクシーな写真を多数掲載している。今回のポスターでは、彼女が胸と局部だけを小さく隠して開脚するなど、みだらな姿の写真が掲載されている。

 すでに剥がされているとはいえ、候補者本人と同様に、自らのあられもない姿のポスターを自ら公共の場所に貼った桜井も、迷惑防止条例違反にあたる可能性はあったのか。浦川祐輔弁護士は、「女性も同様に迷惑防止条例違反にあたる可能性があります」と語る。

「ただ、胸や局部を一応隠している以上、『これがダメならコンビニの成人向け雑誌はどうなのか』のような微妙な話になってきかねませんし、選挙ポスターという先例のない事案なので、なかなか判断が難しいところではあります。ポスターを素直に剥がすのであれば、お咎めなしの方向になりそうです」

 なお、桜井本人は問題が起きた告示当日の深夜にInstagramとX(旧Twitter)を更新し、「この度、名もなき様及び関係者の皆様へご心配とご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」と、自身が関わっていた商品の関係者に謝罪。「わたくし桜井MIUはこれまで名もなきイメージガールとして活動してきましたが、2024年6月20日を持ちまして名もなきイメージガールを降板させていただきます」とPR活動から離れることを表明した。

 6月21日、林芳正官房長官が記者会見で、ポスター掲示場の問題をめぐって、「候補者自身の選挙運動用ポスターを掲示するために設置されるもので、候補者以外が使用できるものではない」との見解を示した。

 政策論争とはかけ離れたところで話題になってしまっている都知事選。今後、公職選挙法の改正が議論されそうだ。

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