三田が表玄関から呼び鈴を押すと、通用口からはバツの悪い表情を浮かべた芝翫が──
だんまり……続く「泥仕合」
「Aさんは芝翫さんの実家に住み着いているので、芝翫さんが実家で仲間やタニマチを招待するときにはAさんが来客を出迎え、料理を振る舞います。Aさんは今では芝翫さんの身の回りの世話もしていて、家に完全に溶け込んでいる。
友人のなかには三田さんのことを可哀想に思って、『Aさんとの今の関係は良くない』『三田さんに謝ったほうがいい』と芝翫さんに忠告する人もいます。芝翫さんはいつも『う〜ん』と悩ましそうな表情で、その場ではだんまりなのですが、そのことがAさんに伝わると、『あの人は私たちの味方じゃない』となってしまう。そうしていつの間にか助言した友人は実家から“出禁状態”になるんです。2人は同棲を始めてからより内に閉じた関係になっていて、昔からの関わりがある人は『もう止まらないんでしょうか……』と頭を抱えています」
芝翫の所属事務所に聞くと、「芝翫が誰かを『出禁』にすることは一切ございません」と回答した。
まずは三田との関係を修復することが先決のはずだが……“泥仕合”はいつまで続くのか。