子供との交流を大切にする黒柳(2013年3月、南スーダン。写真/共同通信社)
寄付を公表しなかった理由についてはこう答えた。
「皆さまからの真心のご支援の集大成ですので、あえて私から発表させていただくことはしておりません」
親善大使に就任して今年で40年の黒柳は、延べ65億円近い寄付を集め、世界中の子供たちに届けてきた。これだけの寄付金を集められるのは、黒柳の知名度はもちろん、親善大使として尽力してきた実績や信頼があってこそのもの。
「大人を信じて死んでいく子供たちを増やしてはいけない」──その強い覚悟が、長年にわたる黒柳の活動を支えている。
※女性セブン2024年7月4日号