●ホテルニューカマクラ(神奈川県鎌倉市御成町13-2)
「大正ロマン漂う小さな洋館風ホテル」
赤いカーペットが敷かれた本館ロビー。芥川龍之介と岡本かの子が出会った場所としても知られている
1924年に開業した、素泊まりホテル。当時の映画俳優・山形勲の母が建てた鎌倉初の洋風ホテル「山縣ホテル」がルーツ。
●蒲郡クラシックホテル(愛知県蒲郡市竹島町15-1)
「城郭風の外観、だけど一歩中に入るとアールデコ様式の空間が」
国の登録有形文化財に登録されている
1934年、鉄道省国際観光局より第1回国際観光ホテルに指定されて開業。アールデコ様式の建物は、国の登録有形文化財にも登録されている。
●日光金谷ホテル(栃木県日光市上鉢石町1300)
「現存する日本最古の西洋式ホテル」
回転扉をくぐり中に入ると和を凝らしたフロント
1873年創業した現存する日本最古の西洋式ホテル。昭和天皇を始め、アインシュタインなど数多くの著名人が宿泊。創業者である金谷家の家紋「笹竜胆」の意匠や伝統工芸の木彫りが館内の至るところに見られる。
撮影/前田拓也(TRON) 取材・文/桜田容子
※女性セブン2024年7月4日号