たしかに、6月17日に『NEWSポストセブン』が報じたラーメン店を訪れた際の杉咲と若葉の“ゆるふわカップルコーデ”も、おそろいで履いていた米国のリカバリーシューズブランドOOFOS(ウーフォス)のサンダルなどが、「お似合い」、「さりげないおしゃれがセンス高っ!」と、ネット上でも好評だった。
数年前のファッションメディアのインタビューで、若葉は「生活していける以上のお金は必要ない」との価値観を明かした上で、「ずっと古着のTシャツやヴィンテージのスウェットを集めるのが好きです。それに80年代のカルチャーがすごく好き。映画や音楽もそうですし、今、80年代の車に乗っています。しょっちゅう故障するし、修理費も高いけど、あの時代の形が好きなんですよ」と語っていた。ある若葉の知人によると、彼の愛車は、高級外車ではなく、かなり古い国産車だったという。
ハイブランドで固めて、自分に“高級感”を持たせるのではなく、身に付ける品、使うもの1つ1つに意味づけをする。センスとこだわりで生きる若葉の志向が浮かんでくる。
そんな若葉だから、弱冠18才のときの映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞して、以来「同世代きっての演技派女優」と称えられてきた杉咲とも相性がいいのかもしれない。
2020年のNHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』での初共演以降、杉咲が自らの主演作で「最も信頼できる役者」として、3度も相手役に指名してきた若葉。この『アンメット』で、まさに誰もが認めるお似合いカップルとなった。
「今作では、心労を強く訴えかけてくる青白い顔色と深い目のクマで、鬼気迫る芝居を披露し続けた若葉さんは、一気に注目度を高めました。今後、より一層引っ張りだこになるのは間違いない」(前出・同局関係者)
多忙さが二人を別つかと余計な心配もよぎるところだが、若葉は前出のメディアの取材で「生きるために仕事するか、仕事のために生きるかの二択なら、僕は生きるための仕事。日々の生活が一番大事」と語っていた。杉咲との交際も、地に足のついた「未来」を描けているのだろう。