瑠奈被告は「ドライバー」呼ばわりしていた修被告の送迎で、ススキノ通いを繰り返していた。かつて瑠奈被告と飲み仲間だった友人はこう語る。
「昨年閉店したクラブでよくグループで遊んでいた。瑠奈は『るーちゃん』と呼ばれていて明るい子でした。ただ、周りが見えなくなるタイプで、特に恋愛関係ではそれが顕著だった」
そんな瑠奈被告の行動が、グループを崩壊させたという。
「クラブでるーちゃんが好意を抱いていた男性と会話をしていたら、彼の知人の男性が来店したんです。その知人が挨拶したら、るーちゃんがいきなり激高して、『なんで? なんで私と喋っているのに向こうに意識を向けるの!?』と男性を大声で詰め始めたんです。急にスイッチが入ると手がつけられなくなって、周囲がなだめても怒りは収まらない。こうした行為が何回かあって、みんな距離をとるようになって、遊ぶこともなくなりました」(同前)
瑠奈被告が「別人のようになる瞬間」については、母親の公判でも語られていた。本人の口から、事件の真相が語られる日は来るのか。
※週刊ポスト6月28日・7月5日号