突然の“卒業発表”に社内では惜しむ声が上がっている──。テレビ朝日の並木万里菜アナ(28)が7月1日付の辞令で報道局のニュースセンター社会部に配置転換された。今後は記者職として活動する。本人は4年間務めた『ABEMA Morning』の番組内で最後の挨拶をし、異動は「報道の第一線に立ちたい」という自らの希望だったことを語った。テレビ朝日局員が言う。
「並木アナは明るく元気なムードメーカー。『ミュージックステーション』のアシスタント時代はタモリさんからも可愛がられていた.生放送で緊張した並木アナに、タモリさんが『反省しなくていいんだよ』とアドバイスしたこともあるそうです」
今後は、アナウンサー時代とは大きく異なる仕事になってくる。
「これまでは『Mステ』の他にも『お願い!ランキング』のようなバラエティでアシスタントやリポーターなどの仕事が多かった。今回の異動は本人の志願ですが、アナウンサーの時は希望する報道畑の仕事はほぼ未経験。同期の住田紗里アナ(29)が『グッド!モーニング』のキャスターを任されていたのとは、対照的な歩みでした。いよいよ入社時から希望する仕事に取り組める状況です」(同前)
「ミス成蹊2015」では並木アナに軍配
一方、7月から同局の看板番組『報道ステーション』には、並木アナの“元同期”が加入した。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が言う。
「お天気キャスターの細川栞アナ(28)。大手電機メーカーのSEから一念発起して気象予報士の試験に合格、お天気キャスターに転身した異色の経歴の持ち主です。実は細川アナは、大学時代に『ミス成蹊2015』で並木アナと競い合ったことがあるんです。当時、2人は優勝候補と言われ、グランプリに輝いたのは並木アナでした。今後は記者とキャスターとして、大学以来となる“競演”が実現するかもしれません」
テレビで見られなくなるのは寂しいが、今後は多くのニュースを届けるために画面の外で奮闘することになる。再出発を応援したい。