「お疲れさまでした~。ありがとうね~」──日中は多くの人で賑わう都内のおしゃれエリアでも、深夜2時をまわると静寂に包まれていた。そこに響いたのは、紫色のTシャツに黒のパンツ、そして色の薄いサングラスをかけた松本潤(40才)の声だった。
「3人の女性に続いて、松本さんは会員制のバーが入る建物から出てきたところでした。彼女たちとは親密そうで、松本さんは別れ際に何度も振り返っては、名残り惜しそうに両手で“Wバイバイ”していました。よほど楽しかったのか、上機嫌な様子が伝わってきましたね」(居合わせた人)
気心の知れた友人たちと、“達成感”に浸っていたのだろうか。遡ること6時間前、松本は東京・池袋の東京芸術劇場で『正三角関係』の初日の舞台に立っていた。
「とある時代の花火師一家の物語で、松本さんは長澤まさみさん(37才)、永山瑛太さん(41才)と3人きょうだいを演じています。松本さんにとって13年ぶりの舞台出演ということもあり、初日は注目が集まっていました」(舞台関係者)
開演前、会場には当日券を求める100人以上が列をなし、会場には上戸彩(38才)ら有名芸能人の姿もあった。世界的演出家の野田秀樹さん(68才)が手掛けるこの舞台への出演は、松本にとっての悲願でもあった。
「野田さんの舞台に上がることを目標に掲げる役者は多く、松本さんもそのひとりでした。野田さんとは20年以上の親交がある松本さんですが、これまでは長時間の稽古を要する野田さんの舞台に出演することは難しかった。ですが嵐の活動休止に加え、昨年のNHK大河ドラマも終わって、今年は時間が取れる絶好のタイミング。2月頃から野田さんのワークショップに通い、準備を進めたそうです」(前出・舞台関係者)