「実は20年近く前に離婚してるんだよ。あの頃はお姉ちゃん遊びもあったし、傲慢だったんだな。2人の息子も家族会議に入って、当時高校生だった太賀が『とにかくお母さんが気分よく生活できるならいいんじゃないか』って、目の前で言ってたことは覚えてる。元妻も中山のことは全部知ってるよ」
──それでも元妻と一緒に生活している?
「横須賀の家は離婚後に買ったんだけど、東京の家にも離婚した当時から週1では帰ってるの。夫婦は離婚したけど、家族の関係は変わらなかった。元妻とはずっと一緒に仕事してたしね。中山も元妻が代表を務める芸能事務所のスタッフなんだよ」
──中山さんと再婚する可能性はないんですか?
「再婚とかそういう感じはないなあ。実は俺、5年前に大病を患ってぶっ倒れたんだよ。その時、元妻がちょうど仕事で海外にいて、入院した俺の面倒を見てくれたのがこころだったの。
その時は太賀も見舞いに来てくれてたから、彼女の存在は知ってるはずだよ。だから俺なりに恩義は感じてるんだけどね。彼女もいい年だし、結婚=出産とかになるじゃない。俺の存在が邪魔になるとよくないし……」
離婚や中山との関係について元妻に聞くと、次のように回答した。
「離婚をしたことは事実です。中山さんは私の会社のスタッフとしてお仕事していただいております。一般的な関係ではないかもしれませんが、彼はなんだかんだで家族を優先してくれています」
元妻、新パートナーとも良好なら何より。愛という名のもとに育まれた二重生活の行方は……答えは風に吹かれている。
※週刊ポスト2024年8月2日号