SixTONES・ジェシー(28)

お土産なのか、手にしっかり紙袋を握ったSixTONES・ジェシー(28)

完全個室の極秘デート

 出会いは2022年、映画の共演だった。関東大震災直後の大正時代が描かれたハードボイルド小説を映画化した『リボルバー・リリー』(2023年公開)。主演の綾瀬は「史上最強のダークヒロイン」として活躍する元敏腕スパイを熱演。一方のジェシーは、命令を遂行するためなら非道な手段もいとわないシベリア帰りの陸軍大尉。ふたりは敵対する役どころで、劇中では幾度となく戦闘シーンを繰り広げた。

「綾瀬さんのアクション能力は芸能界随一といわれています。過去の作品と比べてもこの作品での殺陣の迫力はすごかった。

『リボルバー・リリー』はノースリーブのドレスなど肌の露出がある衣装で戦うシーンが多く、肘当てや膝当てができない場面は、かなり気を使いながらの撮影でした。ジェシーさんは綾瀬さんに万が一でもケガをさせられない、でも迫力もしっかり出さなければと、かなり念入りに打ち合わせを行っていました。大先輩である綾瀬さんを相手に、真剣に意見を伝え、コミュニケーションを重ねていたのが印象的でしたね」(映画関係者)

 ジェシーの身体能力の高さは知られたところだ。4才から空手を習い、全国大会に出場したことのある有段者である。

「体育会系というのか、出演者にもスタッフにも気遣いができる、誠実でいいヤツというのがジェシーさん。綾瀬さんも現場で徐々に信頼していく感じがありました。ふたりの激しい殺陣は、あうんの呼吸。綾瀬さんの本格的なガンアクションに対して、ジェシーさんは184cmの長身と空手の技術による迫力満点のアクションで懸命に応える。撮影現場もその熱気にあてられるほど、濃い時間でした」(前出・映画関係者)

 映画は好評で、綾瀬はその年の日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得。ジェシーは綾瀬との共演をこう振り返っていた。

《主演として立つ姿勢も、アクションもかっこいい。ふだんと本番のギャップにもやられました》(『ピクトアップ』2023年10月号)

 映画の打ち上げではこんな姿も見られた。

「ジェシーさんがオヤジギャグを連発し、綾瀬さんはお腹を抱えて笑っていました。最後には綾瀬さんがジェシーさんのことを“おじさん”と呼んでいました。カメラが回っていないところでの波長もバッチリ合っていましたね」(前出・映画関係者)

 それからふたりがプライベートで連絡を取り合うのに、そう時間はかからなかった。

「映画のクランクアップ後に、個人的に連絡を取るようになったようです。お互い立場があるふたり。なかなかすぐに交際というわけにはいかなかったようです。完全個室のお店で食事会をするなど友人づきあいが始まりました。慎重に丁寧に関係を作っているという感じがしましたね」(前出・芸能関係者)

 綾瀬はこれまで、インタビューなどで恋愛観や結婚観を率直に明かしてきた。一方で、浮いた噂からは遠い存在でもあった。過去には大沢たかお(56才)や松坂桃李(35才)、韓国人俳優のノ・ミヌ(38才)らとの関係が取り沙汰されたこともあったが、いずれも否定してきた。

「綾瀬さんは本当に裏表のない人。『国民的女優』として求められるクリーンさは時には息苦しく感じるでしょうが、彼女においてはそもそも愛されキャラで、本当に天然というか、素のままの自然体なんです。

 一方で、家事能力が高いわけでなく、好きになった人にアプローチするとか、そういう“モテ女度”が高くないんですよね(笑い)。恋愛に発展しにくいというか。だから、今回は本当に真剣だという雰囲気が余計に伝わってくるんです」(前出・綾瀬の知人)

 周囲への気遣いなのか、ふたりは自宅で逢瀬を重ねるようになっていった。

「ジェシーさんの年齢は学年でいうとちょうど綾瀬さんの一回り下。でも彼はとにかくマメで、優しい。綾瀬さんが家事ができなくても、“いいよ、やるよ”と自分が立ち上がるタイプです。そんなところも波長が合ったんでしょう」(前出・芸能関係者)

 綾瀬の自宅に通うようになったジェシーは、いつしか仕事場に向かうのも帰宅するのも「彼女の家」になっていった。

第2回へ続く

※女性セブン2024年8月8・15日号

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